作品412 Lockheed Martin F-16CJ Block50


Lockheed Martin F-16CJ Block50
米空軍   タミヤ   1/72
F-16Cのエンジン出力強化型のF110-GE-129性能向上型を装備し機動性を向上させ、HARMレーダーミサイル用の電子機器/射撃管制装置を装備した機種。
米空軍三沢基地所属の米太平洋軍第5空軍司令官機。



第1944話 タミヤ製F-16C完成
タミヤ製「LOCKHEED MARTIN F-16CJ BLOCK50 FIGHTING FALCON」が完成しました。
完成した機体は青森県三沢基地に駐留する米太平洋軍第5空軍司令官機の2010年当時のものです。


F-16は現在も米空軍の主力戦闘機としてF-15と共に活躍している戦闘機で、初期のF-16A/Bは1980年から実戦配備されました。その後、運用能力の向上やエンジンの転換など順次改良が進められており、今回製作したF-16CJ Block50は1991年から配備された機体になります。
F-16青森県三沢基地に配備されており、沖縄県の嘉手納基地に配備されたF-15と共に日本の防衛の一翼を担っています。
  
今回製作したタミヤ製キットは、購入したときの第一印象どおり現時点でF-16のベストキットと評価しました。
パーツの合いだけでなくパネルラインの精密な美しさは、タミヤの金型技術の優秀さの表れと思います。
脚周りやコックピットも縮尺1/72キットとしては良く再現されています。
少し残念なのは胴体内部に組み込まれた排気口の奥が平板になっていることです。
また、パーツに離型剤が残っているように感じられ、組み立て前に離型剤を落とさないと塗料の乗りが悪くなります。この問題は中国製や韓国製のキットにもみられます。
デカールは発色、強度とも良好で色のずれも見受けられません。ただし、コックピット内部の計器盤や垂直尾翼突端部のデカールも欲しいと思いました。
デカールには他に派手な虎の絵が描かれたバックレー基地所属の第20戦闘航空団第79戦闘飛行隊長機と在欧米空軍第52戦闘航空団指令機のものが含まれています。
今回のキットの特徴としてコストカットのためか(?)機体に取り付ける増槽や各種ポッドが含まれていません。
キットには今回取り付けたAIM-9M Sidewinderの他にAIM-120C AMRAAMとAIM-9X Sidewinderミサイルが含まれており、他に主翼下のパイロンが1組含まれています。


今後、タミヤから複座型や各種装備を含めた商品が発売されることを期待いたします。