作品428 Lockheed Martin F-16CJ (Block50) Fighting Falcon


Lockheed Martin F-16CJ (Block50) Fighting Falcon
米空軍   タミヤ   1/72
F-16Cのエンジン出力強化型のF110-GE-129性能向上型を装備し機動性を向上させHARMレーダーミサイル用の電子機器/射撃管制装置を装備した機種。
第20戦闘航空団 第79戦闘飛行隊長機。



第2120話 タミヤ製F-16CJフル装備完成
タミヤ製「LOCKHEED MARTIN F-16CJ BLOCK50 FIGHTING FALCON w/FULL EQUIPMENT」が完成しました。
<注:以下の文章の一部(ピンク文字部分)に誤りがあります。3月21日の記事を参照してください。3月21日追記>

 
完成した機体はキットの説明書では、第20戦闘航空団 第79戦闘飛行隊長機で、2001年8月時点の機体で、コロラド州バックレイ空軍基地(Buckley AFB)に配備された機体となっています。この機体はNATO加盟国空軍の「虎」を部隊のマスコットにしている各国の部隊が集まり、毎年開催している戦闘技術競技会‘NATO Tiger meet’ に参加した機体で、派手な虎が描かれています。
私のコレクションで‘NATO Tiger meet’ 参加機の紹介は2012年9月1日の記事で紹介しています。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)


私はキットの説明書に書かれた所属基地(バックレイ空軍基地)が誤りではないかと考えています。
垂直尾翼に描かれたベース・テールコード「SW」は第20戦闘航空団所属の飛行隊で、サウスカロライナ州ショウ空軍基地(Shaw AFB)に配備された部隊と理解しており、良く判らなくなりました。
キットの説明書にあるコロラド州バックレイ空軍基地は、米空軍第460宇宙航空団の基地で、米空軍の航空団の種類としては宇宙航空団‘Space Wing(SW)’と呼ばれているので、これと取り違えたのではないでしょうか?
ちなみに第20戦闘航空団は米空軍の航空団の種類としては戦闘航空団‘Fighter Wing(FW)’になります。
コロラド州バックレイ空軍基地は、他にコロラド州空軍の第140飛行隊の基地にもなっており、この飛行隊のF-16垂直尾翼にはベース・テールコード「CO」と描かれています。


F-16は現在も米空軍の主力戦闘機としてF-15と共に活躍している戦闘機で、初期のF-16A/Bは1980年から実戦配備されました。その後、運用能力の向上やエンジンの転換など順次改良が進められており、今回製作したF-16CJ Block50は1991年から配備された機体になります。
F-16青森県三沢基地に配備されており、沖縄県の嘉手納基地に配備されたF-15と共に日本の防衛の一翼を担っています。
  

今回製作したタミヤ製キットは、装備品も含め現時点でF-16のベストキットと評価しました。
パーツの合いだけでなくパネルラインの精密な美しさは、タミヤの金型技術の優秀さの表れと思います。
脚周りやコックピットも縮尺1/72キットとしては良く再現されています。
少し残念なのは胴体内部に組み込まれた排気口の奥が平板になっていることです。
今回機体に取り付けた装備品は、AN/ASQ-213 HARM 目標指示ポッド、AN/ALQ-184 ECMポッド、370ガロンタンク、AGM-88 対速対レーダーミサイル(HARM)、AIM-9Mサイドワインダー、AIM-120C 空対空ミサイル(AMRAAM)で、他にも300ガロンタンク、AN/ANQ-33スナイパーXR、AIM-9X サイドワインダーが付属しています。
デカールは発色、強度とも良好で色のずれも見受けられません。ただし、コックピット内部の計器盤や垂直尾翼突端部のデカールも欲しいと思いました。












  

以前製作した同じタミヤ製キットで製作しました三沢基地に配備された太平洋航空軍 第5航空軍司令官機と並べてみました。