作品418 Mcdonnell Douglas F-15C Eagle
Mcdonnell Douglas F-15C Eagle
米空軍 アカデミー 1/72
米空軍の最新鋭戦闘機F-22が出現した現在でも主力制空戦闘機として活躍している全天候万能戦闘機。
沖縄県嘉手納基地に駐留する第67戦闘飛行隊「ファイティング・コックス」の飛行隊長機。
第2018話 嘉手納基地のF-15C完成
アカデミー製“F-15C MSIP II”キットで製作した嘉手納基地所属のF-15Cが完成しました。
機種名は開発時の企業である‘Mcdonnell Douglas’ にしてありますが、同社は1997年にBoeing社に買収されており、現在の機種名は‘Boeing F-15C Eagle’ と呼んだ方が良いかも知れません。
完成した機体はアメリカ空軍の主要部隊の一つである太平洋空軍に含まれ、日本に駐留する第5空軍に所属し、沖縄県嘉手納空軍基地をホームベースとする第18航空団(ZZ)所属の第67戦闘飛行隊「ファイティング・コックス」の飛行隊長機になります。
この第18航空団に所属する戦闘飛行隊は他に第44戦闘飛行隊があり、第67戦闘飛行隊と同じF-15C/Dを使用しています。
日本に駐留する第5空軍には、他に戦闘飛行隊として青森県三沢基地をホームベースとする第35戦闘航空団(WW)があり、第13戦闘飛行隊と第14戦闘飛行隊がF-16C/Dを使用して活動しています。
下の写真は第35戦闘航空団所属のF-16CJです。
今回完成した機体は、一昨日中にデカール貼りと装備品の取り付けが終わり、完成写真を撮り始めていました。
下の写真はその時に写した写真です。
ところが以前製作したハセガワ製のF-15Cと並べて写真を撮る準備をしていた時に、機体の違いに気が付いてしまいました。
今回完成した機体の空気取り入れ口上部にあるスリットの位置がハセガワ製のものと違っていました。
完成した機体のスリットが空気取り入れ口上部の外側に配置されています。
ハセガワ製のものは内側に配置されています。
実機写真や組立説明書を見たところ、空気取り入れ口の上部パーツを左右逆に取り付けたことによりスリットの位置がずれたことに気がつきました。
すでに表面処理も済ませた後でもあり、修正するか悩みましたが、修正しない状態でいつもの完成写真を撮ってから修正作業をすることにしました。
修正は空気取り入れ口の上部パーツの接合部にカッターを差込み慎重に上部パーツを取り外す作業から始めました。
何とか形になり、正式に完成写真を撮り直すことができました。
今回使用したアカデミー製“F-15C MSIP II”キットの評価としては、米空軍の近代化改修(Multi-Stage Improvement Program II )に伴うパーツが追加されており、評価できます。
但し、デカールはカルトグラフ製でないためか、発色が悪く、色ずれもありました。
価格はリーズナブルな物と評価しています。
キットは空気取り入れ口がまっすぐな状態の物と少し下げた状態の物の2種類含まれており、今回製作した機体は少し下げた状態のものを使用しました。
また、フラップは切れ目を入れて下げた状態に改造しました。
主翼下のパイロンにはキット付属の空対空ミサイルAIM-9XとAIM-120Cを取り付けました。
エアーブレーキから伸びた胴体側の膨らみは、キットでは表現されていなかったため追加加工したものです。
部隊記号などに付けられた白色の影文字は、デカールの印刷が悪いため使用せず塗装したものです。