作品424 General Dynamics F-16CG Night Falcon


General Dynamics F-16CG Night Falcon
米空軍   ハセガワ   1/72
F-16の第3段階能力向上プログラム(MSIP III)を実施し、LANTIRNの運用が可能にするなど夜間作戦能力が向上された機種。
在韓米空軍 烏山(オサン)空軍基地所属の第51戦闘航空団司令官機



第2084話 F-16CG NIGHT FALCON完成
昨年末から手がけていた‘General Dynamics F-16CG Night Falcon’ が完成し、2015年最初に紹介する作品となりました。
完成した機体は前作の‘Fairchild A-10C Thunderbolt II’ と同じく、韓国の烏山(オサン)空軍基地に配備されている在韓米空軍のものです。


General Dynamics F-16CG Night Falcon’ は、現在も米空軍の主力戦闘機としてF-15と共に活躍している F-16の多段階能力向上プログラムの第3段階(MSIP III)改修によって生まれた機種になります。
正式名称は‘General Dynamics F-16C Block 40’ ですが、調達時の名称は‘General Dynamics F-16CG ’ と呼ばれているようです。
このMSIP IIIによって、LANTIRN(夜間低高度赤外線航法および目標指示システム)の運用が可能になり、レーダーの性能向上と共にデジタル式飛行操縦装置による自動地形追随機能が追加されるなど夜間作戦能力が向上されました。これにより‘Night Falcon’ と呼ばれています。


今回製作した機体は韓国の烏山(オサン)空軍基地に配備された在韓米空軍(第7空軍)第51戦闘航空団 第36戦闘飛行隊所属機で、2007年10月当時の第51戦闘航空団司令官機になります。


使用したキットはハセガワ製「F-16C FIGTING FALCON」ですが、一部同じハセガワ製「F-16CJ Block50 FIGHTING FALCON」の余りパーツやアカデミー製「F-16 CG/CJ FIGHTING FALCON」 キットに付属していたデカールやパーツを流用して完成させました。
主脚の車輪とその収納庫扉は実機と異なっているかもかもしれません。


今回、駐機中に空気取り入れ口に異物が入らないように取り付けているカバーも自作してみました。
自作したカバーは空気取り入れ口パーツにティシュペーパーをかぶせ、その上に水で薄めた木工用ボンドを塗り固めました。


ティシュペーパーが固まってからフラットブラックを塗りました。


部隊記号のデカールを貼り、カバー形状にカットしてから注意深く剥がして作りました。
完成したカバーは軽く、壊れやすいので取り扱いが大変でした。


機体写真は空気取り入れ口に保護カバーを付けたものと外したものを紹介しています。
キャノピーを開けているものには保護カバーを取り付けています。













シートベルトはマスキングテープで自作し、HUDは携帯用覗き見防止シートで自作しました。


ピトー管とレドーム側面のセンサーは真鍮パイプと真鍮棒で自作しました。


装備品はすべてアカデミー製「F-16 CG/CJ FIGHTING FALCON」 キットから流用しました。
実際にはこのような装備の組合せは行われないかも知れません。


空気取り入れ口の保護カバー無し、と保護カバーを付けたものの比較です。


部隊記号や機番などはアカデミー製「F-16 CG/CJ FIGHTING FALCON」のデカールを使用し、「荒馬」の絵はそのデカールを縮小して作ったデカールを使用しています。
チェッカー柄は描いたものです。


前作の同じ烏山(オサン)空軍基地に配備された在韓米空軍第51戦闘航空団 第25戦闘飛行隊所属の‘Fairchild A-10C Thunderbolt II’ と並べてみました。
同じ航空団のため、垂直尾翼の「荒馬」とチェッカー模様が同じになっています。