第1924話 厚木基地のP-3C 製作10


セガワ製「P-3C(BLOCK IIIA) ORION‘J.M.S.D.F.’」の組立は、機体塗装を開始しました。


機体塗装に入る前に、塗装に使用する塗料の調色を行いました。
キットの塗装指示図で指定された塗料を基準に実機写真も参考にして、塗料の配合を行いました。この時に重要なのは、単体での色合いだけでなく使用する全ての塗料相互間の色合いを合わせる必要があることです。


調色した塗料を使用して機体塗装に入ります。
最初に塗装したのは機首のレドーム、胴体上部のセンサーカバーと主翼下面に取付けるセンサーカバーのグレーから行いました。
このグレーはグレー(Mr.COLOR #308)にホワイト(Mr.COLOR #1)を加え、これにフラットブラック(Mr.COLOR #33)を少し加えた物を使用しました。
写真では下地に塗ったサフェーサーと同じ色合いになってしまい塗料の違いが分らなくなりました。


グレーに塗ったレドームとセンサー部を形状に合わせてマスキングしました。


次に尾部のセンサー部の塗装に入り、付け根側から塗装しました。
実機写真を参考に調色した薄いブラウン塗料はダークアース(Mr.COLOR #22)にホワイトとグレーを加えた物です。


次に少し濃いブラウンを塗りました。この塗料はレッドブラウン(Mr.COLOR #41)にホワイトとグレーを加えた物です。


センサー部先端の塗料はライトブルー(Mr.COLOR #20)にホワイトを加えた物を使用しました。


センサー部の塗り分け状態です。


次に機体全体の塗装を行い、ここはグレー(Mr.COLOR #308)にホワイトを加えた物を使用しました。
写真は塗装終了後マスキングを除いた状態です。


操縦席前の防眩塗装部分をマスキングし、ニュートラルグレー(Mr.COLOR #13)にグレー(Mr.COLOR #305)とグレー(Mr.COLOR #307)を加えた塗料を塗りました。


機首部分の塗装状態です。


この部分で迷いがあります。
レドーム部分に取付けた小さな突起(監視センサー)が自衛隊機に本当に取付けられているのだろうか?ということです。
キットの説明書ではレドームと尾部センサー部分に小さな突起を取付ける指示になっていますが、キットの箱写真に使われた実機写真にはありません。私が厚木基地周辺で写した機体にもまったく見あたりません。
この突起があるのは米軍機だけでないのか?という疑問が残っています。
読者の方でご存じの方がおられましたら教えていただけませんでしょうか?
出来たら完成前に修正したいと思っています。