作品351 Boeing F-15E Strike Eagle


Boeing F-15E Strike Eagle
米空軍   ハセガワ   1/72
F-15の対地攻撃能力を強化した機種で対地攻撃と制空戦闘の両方をこなすことができる。胴体側面にコンフォーマルタンクと呼ばれる燃料タンクを取り付けている。
2003年のOperation Iraqi Freedomに参加した機体。



第1308話 F-15Eノーズアート完成
セガワ製「F-15E STRIKE EAGLE ‘IRAQI FREEDOM NOSE ART’」が完成しました。


20世紀後半、フセイン大統領が率いるイラクは対イラン戦争、クウェート侵攻などの紛争当事国として中東の不安定要素の一つでした。
2001年9月11日に米国の世界貿易センタービルへの攻撃など同時多発テロが発生し、これを賞賛したイラク政府の対応が米国の心象を急激に悪化させていました。
2002年になり米国のブッシュ大統領イラク大量破壊兵器保有するテロ支援国家として名指しで非難するようになりました。
その後、国連によるイラク大量破壊兵器査察が不十分であるという理由等から国連の議決が得られないまま2003年3月17日に米英でイラクへの攻撃が始まりました。
米英はこの攻撃を「イラクの自由作戦〜Operation Iraqi freedom」と命名しました。
この攻撃によって結果的にフセイン政権は崩壊しましたが大量破壊兵器は発見されませんでした。


今回完成した機体は、この作戦に参加した米空軍第4戦闘航空団第336戦闘飛行隊“ロケッターズ”所属機で、機首に派手なドラゴンの絵と出撃スコアーが描かれています。


このように機首に描かれた絵をノーズアートと呼んでいます。
  
この機体に取付けた装備は空対空ミサイルとしてLAU-12Aミサイルランチャーを使用し、AIM-9XサイドワインダーとAIM-120C アムラームを取付けました。


コンフォーマルタンクに取付けた爆弾ラックは、同じハセガワ製「F-15I STRIKE EAGLE ‘ISRAELI AIR FPRCE Ra am’」のもので、これにCBU-87/Bクラスター爆弾を取付けました。



完成した機体写真です。