作品405 Boeing F-15K Slam Eagle


Boeing F-15K Slam Eagle
韓国空軍   ハセガワ   1/72
韓国空軍の老朽化したF-4の後継機として採用された多用途(マルチロール)戦闘機。
米空軍のマルチロール機F-15Eをベースに赤外線捜索追跡装置とレーザー目標指示ポットを組み合わせたシステムを追加し、更に対艦ミサイルを搭載可能にしている。



第1847話 F-15K SLAM EAGLE完成
セガワ製の‘F-15K SLAM EAGLE' が完成しました。

‘F-15K SLAM EAGLE’ は韓国空軍が老朽化したF-4D/Eの後継機として2002年に採用を決定した機種で、正式名称は‘Boeing F-15K Slam Eagle’ です。
‘Boeing F-15K Slam Eagle’ は米空軍の戦闘爆撃機‘Boeing F-15E Strike Eagle’ をベースに韓国仕様に機能・性能を改めた機種になります。
ベースとなった米空軍の戦闘爆撃機‘Boeing F-15E Strike Eagle’ はそのルーツをたどると航空自衛隊の主力戦闘機F-15Jと同じく‘Mcdonnell Douglas F-15C Eagle’ になります。このF-15CをベースにDRF化(Dual Role Fighter:複合任務戦闘機)した戦闘爆撃機が‘Boeing F-15E Strike Eagle’ で、湾岸戦争の時にイラク軍地上機動部隊攻撃で多くの戦果を上げました。


韓国空軍のF-15Kと航空自衛隊のF-15Jを比較すると外見は胴体側面にコンフォーマルタンクを増設したF-15Kがずんぐりしていますが、エンジン推力、索敵能力、搭載攻撃能力、戦闘行動半径ともF-15Kが勝っていると思われます。


‘Boeing F-15E Strike Eagle’ をベースにした戦闘爆撃機は、韓国向けの他にサウジアラビア空軍向け‘F-15S Strike Eagle ’、イスラエル空軍向けの‘F-15I Ra’am’ とシンガポール空軍向けの‘F-15SG Strike Eagle ’ があります。
下の写真は私のコレクションにあるF-15Eファミリーです。
・米空軍向け‘Boeing F-15E Strike Eagle’


サウジアラビア空軍向け‘Boeing F-15S Strike Eagle’


イスラエル空軍向け‘Boeing F-15 F-15I Ra’am ’


韓国空軍はF-15Kを第一次発注分として40機(後に1機墜落)、更に第二次発注分として20機+1機(墜落補充分)が発注・配備されています。
  
製作した機体は第一次発注分の4号機にあたり、エンジンはF110-STW-129の物にしました。
装備は対地攻撃用500lb GBU-38 JDAM爆弾と2000lb GBU-31(V) 3/B JDAM爆弾を取付け、主翼下のパイロンには空対空ミサイルAIM-9X Sidewinderを取付けました。