作品411 Kawasaki P-3C Orion


Kawasaki P-3C Orion
海上自衛隊   ハセガワ   1/72
海上自衛隊の対戦哨戒機で海中に潜む潜水艦をソノブイや磁気探知装置などで探り、高度な情報処理能力で敵味方の識別を行うことができると言われている。



第1926話 厚木基地P-3C完成
セガワ製「P-3C(BLOCK IIIA) ORION‘J.M.S.D.F.’」が完成しました。


海上自衛隊の対潜哨戒機‘P-3C’は米国のロッキード・マーチン社が開発した哨戒機で、日本では川崎重工ライセンス生産したものが多く使われています。


P-3C オライオン’は海中に潜む潜水艦の動力源やスクリューの音を海中に投下したソノブイや機体後部の磁気探知機(MADブーム)で探り、攻撃する能力をもっています。
広範囲な洋上を探るために航続距離が長く、突出した円形窓から洋上を探る乗員が乗れるためか、最近は失踪したマレーシア航空機の捜索やソマリア沖アデン湾での海賊対処活動で紹介されることが多く、航空機マニア以外にも知られる存在になりました。


P-3C’の原型となった機体は1957年に初飛行したターボプロップエンジンを4発搭載した旅客機‘ロッキード L-188 エレクトラ’で、米軍の‘P-3C’配備は1969年に開始された大変古い機種になります。
その後、対潜水艦探知能力やコンピュータ処理能力を向上するアップデートが4度にわたり行われており、外観も少しずつ異なる機体があるようです。


今回製作した‘P-3C BLOCK IIIA’ は最新のアップデートを行った機体になり、厚木基地所属の第4航空軍群 第3航空隊所属機になります。
今年2月15日、厚木基地内にある日本飛行機(株)の整備施設が大雪の重みで屋根が陥没し、施設内で整備中のP-3Cなど6機が損害を受けましたが、この機体が含まれていたかは判りません。


今回製作したハセガワ製のキットは基本部分が大変古い金型で製作されたもので、機体全体のシルエットは良好ですがパネルラインが凸彫りである点と脚が貧弱なことが評価を下げています。
(完成した機体の脚はキット付属の物ではありません)









ワイパーは自作しました。


アンテナはランナーを熱して伸ばした物を使用しています。