第1929話 P-3C用ケース完成


先に機体が完成していたハセガワ製「P-3C(BLOCK IIIA) ORION‘J.M.S.D.F.’」 を収納するケースが完成しました。


今回製作した機体は友人の娘さんが厚木基地P-3Cライダーと結婚したお祝いにプレゼントするための物であるため、機体を保管するケースも用意しました。
  
アクリルケースは形状が大きいため特注品として業者に製作してもらいました。
当初、アクリルケースとアクリル製の底板も製作してもらう予定でしたが、底板の方が高額になることから底板は自作することにしました。
底板はホームセンターで棚板用ホワイトボードを購入し、アクリルケースに合わせてカットしたものを使用することにしました。

底板には駐機場(エプロン)の路面を描く事にし、路面の状態を厚木基地公開日に写した写真で調べましたが適当なものがありませんでした。
そこで地図検索サイトの航空写真を参考にすることにしました。
航空写真では路面のコンクリートの敷設状況や路面に描かれたマーキングと駐機状態を知ることが出来ました。


エプロンの塗装はホワイトボードの表面を綺麗に整えてから始めました。
下塗りとしてタミヤカラーのブラック(TS-14)を塗り、その上からヘイズグレー(TS-32)を塗りました。
乾燥後、路面のコンクリート枠組を表現するため、スジ彫りカッターで枠組みを描き、下塗りしたブラックを浮き出す作業を行いましたが、ブラックまで削れてしまい失敗しました。そこでスジ彫りされた枠組み部分に細書きのマジックインクでなぞる作業を行いました。
枠組みが定まったところで、路面に描かれたラインを描きました。
航空写真で見えた駐機中の機首停止位置を示す白の点線は、つや消しホワイト(Mr.COLOR #62)で描き、機体を誘導する黄色のラインはRML04イエロー(Mr.COLOR #113)で描きました。
仕上げに路面の濃淡をつけるため、ライトグレー(Mr.COLOR #324)とグレー(Mr.COLOR #317)で枠組みを意識してグラデーション塗装を行い駐機場の路面が完成しました。


路面に機種名と所属部隊を記した銘板を貼り、機体を仮置きした状態です。


路面に描かれた停止位置を示すマーキングと機体の状態です。


機体を底板に固定する方法は、正直悩みましたがいつものように超強力両面テープで車輪を底板に固定する方法にしました。
アクリルケースには底板を受けるストッパーを内部に追加しました。


アクリルケースに底板を取付け完成しました。