作品388 Lockheed S-3B Viking


Lockheed S-3B Viking
米海軍   ハセガワ   1/72
対潜哨戒機S-3Aをベースにした空中給油と汎用攻撃能力を持った機種。
空母キティーホークに搭載された第5空母航空団の制海飛行隊VS-21 Fighting RedtailsのCAG機。



第1662話 S-3B Viking完成
セガワ製“S-3B VIKING ‘ATSUGI 25th Anniv’”が完成しました。

完成した機体は横須賀基地を母港とする空母に搭載された第5空母航空団(CVW-5)に所属し、厚木基地に駐留していた第21対潜飛行隊(VS-21)“Fighting Redtails”の1999年当時のCAG機です。

S-3はロッキード社(現ロッキード・マーチン社)が開発した艦上対潜哨戒機で、ソ連原子力潜水艦の脅威から艦隊を守る目的で開発され、1974年からS-3Aとして部隊配置されました。1981年から電子機器と兵装システムの更新が行われたS-3Bに改修されています。
冷戦が終結して以降、対潜哨戒任務は陸上機のP-3Cや艦載ヘリコプターHS-60等に譲り、主に艦載機への空中給油任務となり攻撃の任務には大幅に縮小されたそうです。
下の写真は以前製作した物で左主翼下に空中給油ポッドを取付けた機体でイラク戦争当時ブッシュ大統領が搭乗した“NAVY-1”と呼ばれた機体です。


第21対潜飛行隊(VS-21)“Fighting Redtails”は1991年8月から第5空母航空団に配属され2004年9月まで厚木基地周辺で良く見ることができましたが、それ以降空中給油任務も最新のF/A-18に譲り退役してしまいました。

今回製作した機体は、凸モールドを筋彫に変えてから空母の格納庫に収納された状態に改造しました。
筋彫改修は直線的な物は容易でしたが曲面に曲線を掘る作業は対辺苦労しました。
主翼の折畳みは実機写真を参考にそれらしく表現しましたが、垂直尾翼の折畳み部の実機写真が少なく苦労しました。