作品370 Sikorsky SH-60F Ocean Hawk


Sikorsky SH-60F Ocean Hawk
米海軍   ホビーボス   1/72
SH-60Fは米海軍の多目的ヘリコプターSH-60Bの派生形として生まれた機種で航空母艦に搭載され空母戦闘群周辺での対潜水艦作戦を担当している。
空母キティーホークに搭載されていた当時の‘HS-14 Chargers’のCAG機。



第1484話 SH-60F Ocean Hawk完成  
ホビーボス製‘SH-60F Ocean Hawk’ が完成しました。久々に製作したヘリコプターになります。


今回完成した機体は厚木基地を拠点として展開している米海軍第5航空団(CVW-5)に所属する“対潜水艦ヘリコプター飛行隊 HS-14 Chargers” の一世代前のCAG機(航空団指令機)になります。
‘SH-60F Ocean Hawk’ は以前同じ飛行隊の物をハセガワの‘SH-60B Seahawk’ を改造して製作したことがあります。
この時の改造は大がかりなものでデカールも改造してロービジ仕様の機体を製作しました。この時の改造内容は2009年3月25日の記事で 紹介しています。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)


今回使用したキットはもともと‘SH-60F Ocean Hawk’ としてホビーボス社から発売されたものでもあり、大きな改造が必要ないため細部にこだわって製作を進めてきました。
最後に手を加えたのは機体に取付けられたアンテナ類です。
下の写真は実機写真を参考に製作した部分で、アンテナケーブルはランナーを熱して糸状にしたものを使用しました。


ホビーボス製キットの評価はメーンローター及びテールローターに若干不満が残りましたがそれ以外は良好な部類で、特にデカールは発色、強度とも満足出来るものでした。
  

SH-60を紹介すると、この機種はシコルスキー社のH-60 シリーズ・ヘリコプターの海軍形で基本的には陸軍向けの‘UH-60 Black Hawk’ を元にして生まれています。
‘SH-60F Ocean Hawk’ は米海軍のLAMPS Mk.3(第3次多目的軽航空機システム)として採用された‘SH-60B Seahawk’ から生まれた派生形です。
‘SH-3H Sea King’ の後継機として航空母艦に搭載され、空母戦闘群周辺で対潜水艦作戦を担当しており、SH-3Hより小型であるにもかかわらず優れた飛行性能を持っているそうです。
潜水艦探知はSH-60Bのソノブイ投下方式より優れた、機体から釣下げるアクティヴモードのディッピングソナーを用いており、潜水艦の目標捕捉精度が高くなっているそうです。








  
以前製作したロービジ仕様の機体と並べてみました。