作品390 Fokker F-16AM Fighting Falcon


Fokker F-16AM Fighting Falcon
チリ空軍   ハセガワ改造機   1/72
チリ空軍所有の戦闘機を更新するピース・アムステルダム計画でオランダから購入した中古機。



第1680話 チリ空軍F-16AM完成 
チリ空軍‘Fokker F-16AM Fighting Falcon’ が完成しました。


この機体はオランダの伝統ある航空機メーカーであるフォッカー社が米国のロッキードマーチン社との契約のもと、オランダ空軍向けにライセンス生産した機体で、その中古品がチリ空軍に売却されたものです。


チリ政府は1990年代にチリ空軍が保有する航空機を全て更新する計画を立てましたが、経済情勢の悪化により一部ベルギーから購入した中古のミラージュ5を導入するに留まり、その後規模も縮小されました。
縮小された更新計画の中で2001年にピース・プーマプログラム計画として米国からF-16C/D Block 50アドバンスドの導入を決め、2006年に単座のF-16Cを6機と複座のF-16Dを4機の合計10機導入しました。
この時に導入した機体が‘Lockheed Martin F-16DJ Fighting Falcon’ です。


チリ空軍の‘Lockheed Martin F-16DJ Fighting Falcon’ は2012年3月3日の記事で紹介しています。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)


ところがこの数量では足りないため2005年にオランダから中古のF-16AM/BM18機(AM型11機/BM型7機)をピース・アムステルI計画として購入し、更に2009年のピース・アムステルII計画でさらに18機のF-16AMを追加しました。
このピース・アムステルダム計画で導入した機体が今回完成したものです。


今回完成した機体は、ハセガワ製‘F-16A PLUS FIGHTING FALCON’ をベースにドラッグシュート収納部パーツはドイツレベル社製F-16、IFF部パーツはアカデミー製F-16Cの残りパーツを流用して完成させました。
他に主翼のフラップを下げた状態に改造を行っています。
デカールは結局‘Squadron Products’ 社製は使用せずTWOBOBS社製の’F-16C “Peace Puma” Vipers’ とハセガワのキットオリジナルのものを使用しました。