作品339 Sukhoi SU-33 Flanker D


ロシア海軍  ハセガワ  1/72
ロシア空軍の主力防空戦闘機SU-27をベースに艦載機向けに開発された機種。
航空母艦での運用を可能にするためカナード翼の追加やテールコーンの短縮、主翼及び水平尾翼の折畳み構造の採用等が図られている。



第1203話 Su-33 Flanker D 完成
ロシア海軍の空母艦載戦闘機「Sukhoi SU-33 Flanker D」が完成しました。


スホーイ SU-33はロシア空軍の主力防空戦闘機「Sukhoi SU-27 Flanker」をベースに開発され、航空母艦での運用を可能にするための改造が図られています。
開発当初SU-27Kと呼ばれていましたが後にSU-33と呼ばれるようになったそうです。なお、Flankerという名前は西側の国防筋で決めた呼称です。
ベースとなったSU-27は1989年にパリ航空ショーで披露され、展示飛行で優れた運動性を示して西側諸国に衝撃を与えたものです。本ブログ2009年4月30日の記事で紹介しています。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)


SU-33は航空母艦での運用を行なうため、離陸時の揚力増大と運動性能を向上させる目的でカナード翼が追加され、強力な着艦フックの増設や機体後部のテールコーンの短縮及び前輪のダブルタイヤ化が図られています。
また、空母内の限られたスペースでの格納を可能にするため、主翼だけでなく水平尾翼も折りたためる構造が採用されています。
中国が建造中の航空母艦にもSU-33を購入し、これをベースに中国が開発(?)した殲撃十五(J-15)と呼ばれる機種を搭載するそうです。


今回使用したハセガワ製のキットは先月末発売されたばかりのものだけあり、成形が良好でパーツの合いも特段問題となるところがありませんでした。ただし、デカールは透けるような感じで発色性に若干問題がありました。
搭載する装備は豊富ですが塗装指示が足らないように思いました。