作品355 Shenyang J-11B


Shenyang J-11B
中国空軍   トランペッター   1/72
ロシアの’Sukhoi Su-27 SK Flanker’をベースに中国で改良を加えた戦闘機



第1347話 Shenyang J-11B完成 
トランペッター製‘Chinese J-11B’ キット(正式名称Shenyang J-11B)が完成しました。


‘Shenyang J-11B’ (中国名:殲撃11B)は中国空軍が実戦配備している最新鋭多用途戦闘機で、ロシアの’Sukhoi Su-27 SK Flanker’をベースに中国の瀋陽航空機工業などで改良を加えたものです。
改良の主なものは機体制御系統を中国独自のフライバイワイヤーに改めたことにより軽量化と機動性能を高め、レーダーも目標の同時探知と追跡機能を向上したものに改めており、更にレーダー波吸収塗料の使用により、レーダー反射断面を狭めることに成功したとも言われています。


今回製作したキットには機体に装備するミサイルとして短射程用2種類、中射程用2種類と詳細不明1種類の合計5種類の空対空ミサイルが含まれています。
この中から主翼先端側に短距離用PL-8ミサイルを4発取付け、主翼パイロンに中射程用PL-12ミサイルを4発取付け、更に胴体中央と空気取入れ口下パイロンに詳細不明のPL-13ミサイルを4発取付けました。
ミサイルのロケットモーター部はピンバイスで穴を開けました。



PL-8はイスラエル製のパイソン-3赤外線誘導短射程空対空ミサイルを中国がライセンス生産したミサイルで、全方位攻撃が可能な短射程空対空ミサイルです。
PL-12は中国が開発したといわれるアクティブレーダーホーミング中射程空対空ミサイルで、ロシアの技術を流用してロシアのR-77ミサイル以上の性能を持っているといわれています。
PL-13は更に最新のミサイルとのことで、詳細は判りませんが現在試験運行中の空母「ワリヤーグ」に搭載する艦載機にも搭載する予定のミサイルと言われています。


キットの評価としては、最新の金型により製作されているためか樹脂の肉厚が薄く翼や脚収納庫カバー等の出来は良いと思います。反面主翼の肉厚にバラツキがある部分があり、整形が必要となりました。
デカールは発色が良くなく材質も薄いため貼り付けるのに苦労しました。