第1469話 スホーイ27シリーズ<再掲載>


Su-27UB が完成し、私のコレクションにスホーイ27を基本とした機種が増えましたので再掲載します。
これらは過去に紹介したものをまとめたものであることをお許し下さい。


・Sukhoi-27 Flanker(ロシア空軍機〜 ハセガワ製1/72キット)
ロシアの全天候防空戦闘機で米国のF-15F/A-18より大型の機体となっています。
機体内部燃料だけで対空ミサイル等10t近く装備したままで4,000Kmの長距離飛行が可能といわれています。
大形な機体にもかかわらず機動動性能も画期的に向上しており、1989年のパリ航空ショーで披露した水平飛行しているところから高度を変えることなく急激に機首を上げ失速寸前まで速度を落とすコブラといわれる飛行が注目を浴びたそうです。




ロシアという広大な領土を飛行するため航続距離を確保する必要があり、ロシアの戦闘機は大きな機体が多いようです。
米空軍のF-15と比較してみました。

F-16と比較してみました。


・Shenyang J-11B (中国空軍機〜 トランペッター製 1/72キット)
中国空軍が実戦配備している最新鋭多用途戦闘機で、ロシアの’Sukhoi Su-27 SK Flanker’をベースに中国の瀋陽航空機工業などで改良を加えたものです。
改良の主なものは機体制御系統を中国独自のフライバイワイヤーに改めたことにより軽量化と機動性能を高め、レーダーも目標の同時探知と追跡機能を向上したものに改めており、更にレーダー波吸収塗料の使用により、レーダー反射断面を狭めることに成功したとも言われています。
中国名は殲撃11Bと呼ばれているそうです。



・Sukhoi-27UB Flanker C (ロシア空軍機〜 トランペッター製 1/72キット)
ロシア等の主力迎撃戦闘機として導入されている‘Sukhoi Su-27 Flanker’ の複座型練習機になります。


  
・ Sukhoi-30MKK Flanker (中国空軍機〜 バクート製 1/72キット改造機)
中国空軍がロシアから導入した主力戦闘攻撃機
複座型多用途戦術戦闘機SU-30MKをベースに機体構造や脚を強化して搭載装備を増強しており、空中給油なしで1,600Kmの作戦行動が可能で更に空中給油により日本はおろかグアムやオーストラリアまで進出できるといわれています。
操縦席はパイロットと航法士が前後に座る複座型になっています。
バクート製SU-30MKキットを全面筋彫りし、主翼先端に構造物を追加し、垂直尾翼の先端形状も改造しました。



  

・Sukhoi-33 Flanker D (ロシア空軍機〜 ハセガワ製1/72キット)
ロシア空軍の主力防空戦闘機SU-27をベースに艦載機向けに開発された機種。航空母艦での運用を可能にするためカナード翼の追加やテールコーンの短縮、主翼及び水平尾翼の折畳み構造の採用等が図られています。


 
・ Sukhoi SU-34 Fullback (ロシア空軍機〜 タミヤ製 1/72キット)
ロシアの主力戦闘機Su-27をベースに開発された戦闘爆撃機
SU-27に比べ搭載装備重量が増加され12tを超えており、航続距離も延長されています。
パイロットと航法士が並列に座る複座型で座席後方に簡易キッチンとトイレも用意されているそうです。
主翼前部にカナード翼が追加された点がSu-27と大きく異なっています。


   
・Sukhoi SU-37 Super Flanker (ロシア空軍機〜 バクート製1/72キット)
SU-27主翼前部にカナード翼を取り付け、ジェット排気口に推力偏向ノズル機構を採用しています。
推力偏向ノズルを可変することにより飛行中に高度をほとんど変更せずに宙返りするクルビットと呼ばれる高度な飛行が可能になっており、1996年のファーンボロ航空ショーで披露しています。
2機製作されただけで開発は中断し、ロシア版ステルス戦闘機Sukhoi T-50の開発に注力されていったそうです。
Sukhoi T-50は2011年1月18日の記事で紹介しています。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)

バクート社製のキットに筋彫加工を加え、複雑な迷彩塗装と推力偏向ノズルを下げた状態で製作した711号機の機体ですが、実機は2002年12月19日にモスクワ郊外で墜落してしまったそうです。