第1178話 Rafale M製作開始


次に製作するキットはHOBBY BOSS社製の“Dassoult Rafale M” にしました。


“Dassoult Rafale M”はフランス海軍の主力戦闘機で、前作の“EUROFIGHTER EF-2000 TYPHOON FGR4” と同じ三角翼とカナード翼を組み合わせたクロースカップルド・デルタ翼構造の機体になります。


西側欧州諸国は1983年にイギリス、フランス、西ドイツ、イタリアにスペインを加えた戦闘機の共同開発に合意しました。
各国の新戦闘機への要望を調整しながら作業を進めましたがフランスだけが艦載機への展開と自国製エンジン採用にこだわり1985年にこの開発から脱退しました。
残されたドイツ、イギリス、イタリア、スペインが共同で開発した機体が前作の“EUROFIGHTER TYPHOON” で、フランスが独自に開発をおこなった機体が今回製作する“Dassoult Rafale” になり、空軍機(C)と海軍機(M)があります。
そんなわけで“EUROFIGHTER TYPHOON” によく似た機体になります。


カダフィ大佐率いるリビア軍による反政府勢力への空爆に対して、国連決議に基づく飛行禁止区域設定に伴う制空権確保のために3月19日実施されたNATO軍を中心とした作戦ではフランス本土から空中給油を受けた空軍機の“Dassoult Rafale C” 等が参加しました。(“Dassoult Rafale C” は2010年6月18日のブログで紹介しています。)
その後フランス海軍の原子力空母“シャルル・ドゴール”がリビア沖に派遣され、艦載機である“Dassoult Rafale M” が警戒活動を実施している様です。