作品427 Dassault Bregut Super Etendard


Dassault Bregut Super Etendard
フランス海軍   アカデミー   1/72
フランス海軍が使用していたエタンダール?攻撃機の後継機として開発された艦上攻撃機で1974年に初飛行した。
2011年2月に発生したリビア内戦に空母シャルル・ドゴールに搭載されて参戦した機体。



第2108話 Super Etendard完成  
ACADEMY社製の‘Super Etendard’ が完成しました。
一度は完成した機体ですが、機体にあるべき機関砲がキットに表現されていなかったため、それらしく改造を行いやっと完成しました。


追加加工する前の機体には機関砲部分が表現されていませんでした。
⇒<訂正>過去に製作した物を確認したところ、空気取り入れ口パーツに少しばかりくぼんだ部分があり、機関砲部と思える部分が表現されていることを確認しました。
今回この貧弱なへこみを成型不良と思い、私が埋めてしまったようです。


追加加工した機関砲部はパテ盛りと整形を繰り返し、実機の雰囲気に近づけました。


加工・整形した機関砲部を再塗装した状態です。


機関砲は直径0.5mmの真鍮パイプで製作しました。



完成した機体はフランスの歴史ある航空機メーカーであるダッソー・ブレーゲ社が開発した艦上攻撃機 シュペルエタンダールです。
シュペルエタンダールは1974年10月28日に初飛行し、1978年6月からフランス海軍へ引き渡しが開始されました。
その後アルゼンチン海軍にも納入され、イラク空軍にも一時期貸与されてイラン・イラク戦争にも参戦しています。
フランス海軍の機体は今年中に‘Dassoult Rafale M’ に転換され、退役する予定となっています。
下の写真はフランス海軍の‘Dassoult Rafale M’ です。


シュペルエタンダールを有名にしたのは1982年3月に勃発した英国とアルゼンチンが南極近くの英国領フォークランド諸島の領有権を争った「フォークランド紛争」です。この戦いでアルゼンチン海軍所属のシュペルエタンダールが対艦ミサイル「エグゾゼ」で英国の艦船を撃沈させた戦果をあげています。
下の写真はアルゼンチン海軍の‘Super Etendard’ です。


今回製作した機体はフランス海軍所属機で、2011年2月に発生したリビアカダフィー政権の崩壊を目指したリビア内戦反政府軍の支援として米、英、仏の軍事介入作戦に参加したフランス海軍の空母「シャルル・ドゴール」に搭載されていた機体です。
但し、機体に取り付けた装備は空対空ミサイルだけになっており、リビア内戦に参戦した時と異なると思います。
  
キットの評価としてはパーツの成型、合いとも良好な部類と思います。また、垂直尾翼は以前のキットと違い近代化改修後の形状に改められていることも評価できます。
但し、機体にあるべき機関砲が省略されているのは大問題です。
デカールはカルトグラフ製で発色、強度とも良好でした。