作品336 Dassoult Rafale M


Dassoult Rafale M
フランス海軍  ホビーボス  1/72
ミラージュ2000の後継機でデルタ翼カナード翼を組み合わせた最新鋭多目的戦闘機。海軍向け艦上戦闘機仕様機



第1183話 Rafale M完成
フランス海軍の主力艦上戦闘機“Dassoult Rafale M” が完成しました。


“Dassoult Rafale M” は前作の“EUROFIGHTER EF-2000 TYPHOON FGR4” と同じ三角翼とカナード翼を組み合わせたクロースカップルド・デルタ翼構造とフライバイワイヤー技術による高度な飛行を実現した機種です。
“Dassoult Rafale” は1983年にイギリス、フランス、西ドイツ、イタリアにスペインを加えた戦闘機の共同開発に合意したことから生まれた機種と言えます。
開発途中の1985年にフランスだけが艦載機への展開と自国製エンジン採用にこだわり、この共同開発から脱退してフランス単独で開発した機種が“Dassoult Rafale” で、1986年7月には初飛行に成功しました。
その他の国々が開発を継続した機種が“EUROFIGHTER TYPHOON” で1994年3月に初飛行しました。
“EUROFIGHTER TYPHOON” の初飛行が大幅に遅れたのは共同開発ということで調整が遅れたことと最新技術をできるだけ取り込もうとしたためと思われます。
どちらも西側欧州諸国の主力戦闘機で現在もリビアの飛行禁止区域の監視活動を行なっています。
右が“Dassoult Rafale M” で左が“EUROFIGHTER EF-2000 TYPHOON FGR4” です。


“Dassoult Rafale M” は航空母艦への離発着を行なうため、空軍型の“Dassoult Rafale C” に比べ脚や着艦フックが強化され大型化しています。
右が空軍型の“Dassoult Rafale C” で左が海軍型の“Dassoult Rafale M” です。


HOBBY BOSS社製のこのキットの出来は、ほぼ満足できるものでしたが塗装指示が誤っていたため苦労しました。
デカールは発色が良く強度的にも問題がありませんでしたが、実機がロービジ化(低視認塗装)されたため、国籍マークだけでなく機体番号などの白色の文字についても薄めた機体色を上塗りしてロービジ化する必要がありました。