第2269話 ゼロ戦製作1
タミヤ製の縮尺1/48の ‘MITSUBISHI A6M2 ZERO FIGHTER(ZEKE)’ を製作することにした理由の一つに、従来の縮尺1/72で、ジェットエンジンを内蔵した機体と異なるものとしてレシプロエンジンを表現することに興味を持ったためです。
そのためには縮尺が1/32位のキットが適切と思いましたが、価格や製作する手間を考えると手が出ませんでした。
そこで選んだのが縮尺1/48で価格が安いこのキットでした。
そんなことで、組み立てはエンジン部分から開始しました。
キットのエンジン部分は二つのパーツで構成された大変簡潔なものです。
二つのパーツ全体にタミヤカラー アルミシルバー(TS-17)で下塗りしました。
14個あるシリンダーの塗装に入り、シリンダーの下部分には黒鉄色(Mr.COLOR#28)を塗り、シリンダー上部はパネルライン・アクセントカラーのブラックを塗り、表面を拭き取りました。
シリンダーの両側にある細いプッシュロッド(?)部分はブラック(Mr.COLOR#2)を塗り、中央のC型部分(プラグコード収納チューブ?)にはライトブルー(Mr.COLOR#20)を塗りました。
中央のC型部分にピンバイスで0.3mmの穴を14箇所あけ、シリンダーヘッドの点火プラグ部分にも同じ穴をあけました。
その穴を繋ぐプラグコードとして直径0.2mmの真鍮線を取り付けました。
真鍮線で作ったプラグコードの余長部分をカットし、メタルプライマーで下地処理を行ってからレッドブラウン(Mr.COLOR#41)を塗りました。
プロペラ軸を組み込み、減速機カバー部分を取り付けてエンジン部分が完成しました。
写真で拡大すると作業中に見えなかった細かな部分が気になりますが、一応それらしくなりました。
エンジン部分を10円玉と大きさの比較してみました。