作品415 Lockheed-Martin F-35A Lightning II


Lockheed-Martin F-35A Lightning II
米空軍   ハセガワ   1/72
米国の統合打撃戦闘機(JSF)開発計画で生まれた米空軍最新のステルス戦闘機。
アメリカ空軍 第33戦闘航空団の司令官機



第1979話 ハセガワ製F-35A完成   
セガワ製‘F-35A LIGHTNING II’ が完成しました。

‘Lockheed Martin F-35A Lightning II’ は米空軍の最新鋭戦闘機で、‘Lockheed Martin F-22A Raptor’ と共に第5世代戦闘機と呼ばれるものです。
F-22Aがあまりに高額であったため議会で追加配備が認められず、現在はF-35Aが唯一米空軍で配備が進められている戦闘機です。


Lockheed社製初代Lightningは、太平洋戦争中の1943年(昭和18年)4月18日に、連合艦隊司令長官 山本五十六 海軍大将が搭乗していた一式陸上攻撃機ブーゲンビル島上空で撃墜した「双胴の悪魔」と呼ばれた戦闘機‘Lockheed P-38 Lightning’ になります。


‘Lockheed Martin F-35’ は米国の空軍、海軍、海兵隊で使用する戦闘攻撃機を共通の原型機から開発するという統合打撃戦闘機(Joint Strike Fighter :JSF)というコンセプトで開発している航空機で、米国だけでなく英国、イタリア、オランダ、オーストラリアなど8カ国で共同開発を行っているものです。
F-35Aは空軍向けとして開発されたもので、他に海兵隊向けに垂直離発着が可能なF-35Bと海軍向けに航空母艦での運用を可能としたF-35Cがあります。
F-35の特徴としてレーダーに発見されにくいステルス性能を有している事で、レーダー波の反射を拡散する独特な形状と電磁波吸収材を表面に採用しており、同じ米空軍のステルス戦闘機F-22より機体形状を小さくすることで更にステルス性能を向上したと思われます。
航空自衛隊でも次期主力戦闘機としてF-35Aを42機導入することになっており、2016年度に最初の4機が納入される予定になっています。


セガワ製キットの評価としては、パーツ数を減らし短時間に組み立てられることが特徴なっているようですが、ウエポンベイが省略されているばかりか、外付けのミサイルなど装備品がまったく無いため正直物足りない印象です。
機体表面に電磁波吸収材と思われるノコギリ状の突起部分はデカールで再現されていますが、胴体側面や垂直尾翼など同じ電磁波吸収材と思われる部分は塗装で表現する必要があり、色を合わせるのに大変苦労しました。
各パーツの合いは良好で、全体としては実機の特徴を良く再現していると思います。











以前製作したアカデミー製‘Lockheed Martin F-35A Lightning II’ と並べてみました。
見た目はあまり違いが無いようですが、アカデミー製のものは胴体内部に設けられたウエポンベイが再現されており、内部に収納されたミサイルも含まれています。
主翼水平尾翼の断面形状が異なっていますが、どちらが正しいのか私にはわかりませんでした。
アカデミー製‘USAF F-35A LIGHTNING II’ の完成記事は2月22日の記事で紹介しています。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)