第1978話 ハセガワ製F-35A製作6


セガワ製‘F-35A LIGHTNING II’の製作は、機体表面に施された複雑な形状の電磁波吸収材(?)部分の色あわせを行いました。


機体の濃いグレー部分と、機首や水平尾翼後縁部分などに塗った明るいグレー部分の塗りわけが終わり、機体表面に施された複雑な形状の明るいグレー部分のデカールを貼ってみました。
すると、デカールの色に合わせて塗料を調整したはずでしたが、実際にデカールを貼った部分と塗装した部分の色合いが違うことに正直驚きました。
デカールの色が実機より明るすぎると私は思います。


何とか色合いを合わせるため、デカール使用をやめ、複雑な形状をすべて塗装するかと思いましたが、前回製作したアカデミー製F-35Aの時に大変苦労したため、違う方法を試すことにしました。
とにかく機体に明るいグレー部分のデカールをすべて貼ってしまいました。


デカールの明るいグレー部分を塗装の明るいグレーに少しでも近づけるため、明るいグレーの塗料を薄め液で薄めた物をデカールの明るいグレー部分に上塗りしました。
その結果、濃いグレー部分との境界部分が少しぼやけてしまったり、デカールの透明フィルム部分にも明るいグレーの塗料が付いてしまい、この部分も少しぼやけてしまいました。

デカールと濃いグレーの境界部分は、デカール部分に紙をかぶせてその上から濃いグレーを吹きつけて境界部分を修正し、デカールの透明フィルム部分は周辺をカッターで切り、透明フィルムを剥がすことで境界部分を修復しました。
  
更に表面をステルス戦闘機特有の輝きを再現するためと、デカール部分の保護を目的にスーパークリア半光沢(Mr.COLOR #181)に若干ステンレス(Mr.METAL COLOR #MC218)を加えた物で全体を上塗りしました。

デカールの色あわせを行う前と修正後の比較を並べてみます。(上が修正前、下が修正後です)

機首部分。


胴体上面と翼部分。


胴体下面。