作品409 Lockheed Martin F-35A Lightning II


Lockheed Martin F-35A Lightning II
米空軍    アカデミー    1/72
米国の統合打撃戦闘機(JSF)開発計画で生まれた米空軍最新のステルス戦闘機。
エドワーズ空軍基地 空軍試験飛行センターの第412試験航空団第461試験飛行隊所属機。



第1905話 アカデミー製F-35A完成
アカデミー製‘USAF F-35A LIGHTNING II’ の製作は、ウエポンベイ内部に収納する装備の塗装を行ってから、機体のデカール貼りと表面のコーティング処理を行い機体が完成しました。


今回製作した機体にはウエポンベイ内部に収納するGBU-31(V)3スマート爆弾とAIM-120C空対空ミサイルを取付けました。キットには主翼下面に取付けるパイロンとGBU-38スマート爆弾とAIM-9X空対空ミサイルも付属していますが取付けませんでした。


F-35は米国の空軍、海軍、海兵隊で使用する戦闘攻撃機を共通の原型機から開発するという統合打撃戦闘機(Joint Strike Fighter :JSF)というコンセプトで開発している航空機で、米国だけでなく英国、イタリア、オランダ、オーストラリアなど8カ国で共同開発を行っているものです。
今回製作したF-35Aは空軍向けとして開発されたもので、他に海兵隊向けに垂直離発着が可能なF-35Bと、海軍向けに航空母艦での運用を可能にしたF-35Cがあります。
F-35の特徴としてレーダーに発見されにくいステルス性能を有している事で、レーダー波の反射を拡散する独特な形状と電波吸収材を表面に採用しており、同じ米空軍のステルス戦闘機F-22より機体形状を小さくすることで更にステルス性能を向上したと思われます。


航空自衛隊でも次期主力戦闘機としてF-35Aを42機導入することになっており、2016年度に最初の4機が納入される予定になっています。
また、日本はF-35の部品製造も一部行う予定で、政府はこれの輸出に関して従来の武器輸出規制を変更して対応することを目指しています。


アカデミー製キットの評価としては機体表面に電波吸収材と思われるノコギリ状の突起部分が少し実機と異なっていると思われる部分がありますが、全体としては実機の特徴を良く再現していると思います。
各パーツの成形、合いとも良好で、ウエポンベイや脚収納庫内部も再現されているばかりか、それらの扉が薄く仕上がっているのは評価できます。
デカールは部隊マーク等の色がもう少し白に近ければ良いと思いますが、それ以外は問題無く使用できました。
  
来月ハセガワからF-35Aが新発売される予定で、このキットはウエポンベイを省略し、組立時間と価格を押さえたキットになるそうで、どんな出来になるか楽しみです。










以前製作した同じステルス戦闘機‘Lockheed Martin F-22A Raptor’(アカデミー製) と並べてみました。
機体の大きさの違いが分ると思います。


‘Lockheed Martin F-22A Raptor’の紹介は2011年4月15日の記事で紹介しています。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)