作品408 Bell Boeing CV-22B Osprey


Bell Boeing CV-22B Osprey
米空軍   ハセガワ   1/72
ヘリコプターの様に垂直離発着ができ、中型の航空機のように高速で長距離飛行できるチルトローター方式の垂直離発着航空機として開発され、米空軍向けに改修された航空機。
米空軍特殊作戦コマンド第58特殊作戦航空群指令機。



第1888話 米空軍CV-22Bオスプレイ完成 
平成26年に入って最初の作品 ハセガワ製「CV-22B OSPREY ‘U.S. AIR FORCE’」が完成しました。


奇しくも今日は普天間基地に駐留するアメリ海兵隊所属のオスプレイ辺野古に移転することの是非を問う沖縄県名護市長選挙の投票日です。
一昨年沖縄の普天間基地アメリ海兵隊 第265中型ティルトローター飛行隊(VMM-265)が配備されたときには、その安全性や機体の特徴など多くのマスコミが連日のように取り上げていました。
下の写真は沖縄に最初に配備された第265中型ティルトローター飛行隊(VMM-265)の‘MV-22B OSPREY’ です。


ティルトローター機はプロップローターと呼ばれる回転翼と一体となったエンジンナセルを固定翼両端に配し、このエンジンナセル全体を水平から垂直に可変させる機構を持っています。
このため、プロップローターを上にすることでヘリコプターのように垂直離発着ができ、前に倒すことで一般の航空機と同じように高速で水平飛行することができます。
ただし主翼が短いことから垂直に離陸後、水平飛行に移行する過程で主翼が十分な揚力を発生できる速度に達する前にプロップローターを前に倒すと安定した飛行ができない問題があるようです。


今回完成した‘CV-22B OSPREY’ はアメリカ空軍向けの物で、その使用目的の違いなどで海兵隊用の‘MV-22B OSPREY’ と装備が異なっています。
‘CV-22B OSPREY’ はアメリカ空軍の特殊作戦用大型ヘリコプターMH-53Jの後継機とされており、長距離特殊戦活動、不測事態作戦、脱出および海洋特殊作戦などに使用されるそうです。
いずれ沖縄県嘉手納飛行場、東京都の横田飛行場、青森県三沢飛行場にも飛来する事になるかもしれません。


今回完成した機体は、機体番号から‘CV-22B OSPREY’ としては比較的古い機体と思われ、実機写真を参考に機体に取付けられたセンサー等を自作して取付けました。
また、このキットには左右のローター・ブレードが4枚含まれており、1枚余ります。
前回製作した海兵隊用‘MV-22B OSPREY’ の余りローター・ブレードも残っており、左右のローター・ブレードが各2枚あるため、これを改造してローター・ブレードを折りたたんだ状態の物も製作し、通常状態と折りたたみ状態の物を製作し、各種運用状態の違いを楽しめるように改造しました。


・機体を輸送艦などで搬入・陸揚げ時は主翼を胴体側に折り曲げ、ローターも折りたたんでいます。



・格納庫や駐機場で待機する時は主翼を展開し、ローターを折りたたんでいます。




・駐機場で駐機中は、ローターを伸ばして水平飛行中と同じようにローターを前に向けています。






・飛行状態に入る時は、ローターを上向きに変え、ヘリコプターと同じように垂直に飛び上がります。