第1880話 米空軍CV-22Bオスプレイ製作4


セガワ製「CV-22B OSPREY ‘U.S. AIR FORCE’」の製作は、ローターの改造が終わりました。


前日までの作業でローター・ブレードの取り付けピッチの改造が終了し、次にローター・ブレードを折りたたんだ状態に改造します。
ローター・ブレードの折りたたみ加工前の状態です。

  
ローター・ブレードの折りたたみ部を切り離し、接続構造部に切れ込みを入れました。


切り離したローター・ブレード先端側の接続構造部の切れ込みに板厚1mmのプラバンで製作した構造物を取付けました。


接続構造物を介してローター・ブレード根元側と再接続しました。
このとき、折りたたみ角度、向きなど実機写真を参考に調整してから固定しています。
ローターは主翼の右側に取り付く物と、左側に取り付く物で回転方向が異なるので間違えないようにローター・ブレードを組み込む必要があります。


もう一方のローター・ブレードは折りたたみ方向が逆に取付ける必要があります。


折りたたまないローター・ブレードとそれを挟むように取り付く、折りたたんだローター・ブレード2枚が完成しました。


まっすぐなローター・ブレードと折りたたんだローター・ブレード2枚を仮組した状態です。
ローター・ブレードを組み込む中心部パーツの3本の棒は先端を2mm程短くカットする必要があります。

  
折りたたんだローター・ブレードと通常状態で使用するローター・ブレードのフルセットがまとまりました。

  
まっすぐなローター・ブレードを使用し、取付けピッチをオリジナル状態に戻すと通常状態になります。


折りたたんだローター・ブレードを使用し、取付けピッチを改造状態にすると格納庫で駐機中の状態になります。


主翼の取付け角度を90度回転させると輸送時及び空母内格納庫に駐機中の状態になります。
なお、海兵隊用の‘MV-22B OSPREY’ と異なり、空軍型の‘CV-22B OSPREY’ も主翼を回転させる機構を持っているのか不明です。