作品368 Sukhoi Su-27UB Flanker C


Sukhoi Su-27UB Flanker C
ロシア空軍   トランペッター   1/72
ロシアの主力防空戦闘機 Su-27の複座型練習機。
多くの対空ミサイルを装備したままで長距離の飛行が可能で、運動性能も画期的に向上している。



第1468話 Sukhoi Su-27UB Fkanker C 完成  
トランペッター製‘Russian Su-27UB Flanker C’ が完成しました。

完成した機体のNATOコードネームは‘Sukhoi Su-27UB Flanker C’ と呼ばれるものです。
現在ロシア等の主力迎撃戦闘機として導入されている‘Sukhoi Su-27 Flanker’ の複座型練習機になります。
‘Sukhoi Su-27 Flanker’ の特徴は高速性能、長大な航続距離、長射程ミサイルの運用能力に加え空中機動性能の向上があげられています。
特に空中戦の時に重要な空中機動性能は西側軍事筋でも大変評価が高いようです。
また、もう一つの特徴として輸出型を含め派生型が多いこともあげられ、旧ソ連邦諸国、中国、インド、ベトナムインドネシアやアフリカ諸国にも輸出されています。


キットの評価としては今まで紹介してきましたが成形が必要な所もありますが比較的簡単に組立が可能です。


但し、このキットのデカールは大変ストレスを感じました。
私が製作したキットのデカール品質に欠陥があったのではないかと感じています。
発色と接着性は問題ありませんがベース部分が大変薄いため、小さなコーションマークなどは丸まってしまいます。
シートからデカールを注意深くスライドさせ、ピンセットと楊枝の先で位置と向きを調整して貼り付ける必要があります。
シートから直接デカールをピンセットで摘んでも丸まってしまう場合があります。
特に両水平尾翼前の胴体側に貼る水平尾翼の角度を示すデカールは細長く、ゆるやかな曲面を描いているためシートからデカールをスライドさせる段階で丸まってしまいます。
再び水の中で平坦に戻そうとしても糊が強すぎるためとベースが薄いために元に戻りません。無理に戻そうとするとデカールが切れてしまします。
あきらめて反対側のデカールを更に繊細に取り扱ってトライしましたが同じ結果にしかなりませんでした。
結局水平尾翼の角度を示すデカールを貼ることは断念しました。

これ以降製作意欲が急激に低下しましたが、何とかこのデカールを補強して使用することを考えました。
残ったデカールの表面に薄めたスーパークリアー半光沢(Mr.COLOR #181)を少しずつ吹いて何層か塗り重ねて表面の厚みを増してから必要な部分をカットして使用することにしました。
この補強を実施したことで小さなコーションマークも旨く貼れるようになりました。
このキットをこれから製作される方はデカールの補強を行うことをお勧めます。