第929話 F-14B Jolly Rogers 製作9


F-14B Jolly Rogersの機体塗装を行っています。
主翼前縁のシルバー部分の塗装から始めました。
主翼前縁はシルバーリーフ(タミヤカラーTS-30)を使用しています。

  
シルバーとして残す部分にマスキングテープを貼りました。
不要となったシルバーの塗料は拭きとりました。拭きとった理由は、多少ざらついた部分ができてしまったために拭き取っています。

  
次に主翼が後退したときに胴体側に引き込まれる収容部の塗装を行いました。ここで使用した塗料は、キットの指定塗料ダークシーグレー(Mr.COLOR #25)にグレー(FS36231〜Mr.COLOR #317)を加えたものを使用しました。

  
主翼収容部にマスキングテープを貼り、機体塗装の準備が整いました。



 実は今回のキットを製作する上で一番悩んでいたのは、機体塗装に使用する塗料です。
キットの塗装指示では、機体下面及び操縦席周辺はグレー(FS36375〜Mr.COLOR #308)で主翼上面及び胴体後半上部はグレー(FS36320〜Mr.COLOR #307)となっています。
ところが、実機の写真を見ると胴体後半上部の塗装は、もう少し濃い色合いになっているものがあります。写真によってはものすごく薄いグレーのものもあり、正しい色が判りません。

 以前製作したF-14D TOMCAT ‘VF-2 BOUNTY HUNTERS’ (2009年11月26日の記事で紹介)は、機体下面及び操縦席周辺がグレー(FS36320〜Mr.COLOR #307)で、主翼上面及び胴体後半上部はグレイシュブルー(FS35327〜Mr.COLOR #337)になっています。


 同じく以前製作したF-14A TOMCAT ‘VF154 Black Knights’(2010年4月18日の記事で紹介)は、機体下面及び操縦席周辺がグレー(FS36375〜Mr.COLOR #308)で、主翼上面及び胴体後半上部はグレー(FS36320〜Mr.COLOR #307)になっています。
セガワのF-14シリーズは初期のハイビジ塗装を除き後半のロービジ塗装の組み合わせは、Mr.COLOR #308とMr.COLOR #307の組み合わせとMr.COLOR #307とMr.COLOR #337の組み合わせになっています。
軍の標準塗装があるはずですが、多くの実機写真を見ると汚れや退色だけでなく修理などでタッチアップ塗装されているものがあり、雰囲気が相当異なっています。

 悩んだ挙句、今回はキットの説明書とは異なりますが、機体下面及び操縦席周辺はグレー(FS36320〜Mr.COLOR #307)で、主翼上面及び胴体後半上部はグレイシュブルー(FS35327〜Mr.COLOR #337)にすることにしました。

機体下面色の塗装から始めました。