作品435 Douglas A-3B Skywarrior


Douglas A-3B Skywarrior
米海軍    ハセガワ   1/72
第二次世界大戦後、米国は核爆弾を搭載できる航空機を求めていたが当時の核爆弾は大型であったため米空軍の大型爆撃機による核攻撃能力に頼っていた。
これに対抗して米海軍が開発した核攻撃用大型艦上攻撃機として開発された機種。



第2186話 A-3B完成 
セガワ製‘A-3B Skywarrior’ が完成しました。

完成した機体は‘Douglas A-3B Skywarrior’ で、米海軍第11重攻撃飛行隊(VHA-11:‘Heavy Attack Squadron 11’ Nickname : Chekertails)Dep.8所属機です。
この部隊に‘A-3B’ が配備された直後に発生したキューバ危機(1962年10月)作戦に参加し、以降1966年4月までA-3Bを運用していました。


‘Douglas A-3 Skywarrior’ は米海軍の核攻撃ができる大型艦上攻撃機として開発されたもので1952年10月に初飛行しました。初飛行当時は‘YA3D-1’ と呼ばれており、量産機の‘ A3D-1’ が配備されたのは1956年になります。
艦載機としては大型な機体で、第二次世界大戦中の1942年4月18日に米軍による初の日本本土空襲を行ったことで有名になったドーリットル空襲に使われた‘North American B-25 Mitchell’ 爆撃機より大きな機体になっています。
今回作成した‘A-3B’ は‘A3D-1’ のエンジンをJ-57-P-10に換装し、機雷敷設能力を強化した機種になります。

‘A-3B’ の派生機種として電子戦および空中給油兼用機に改造した‘Douglas EKA-3B Skywarrior’ があります。
下の写真は以前製作した‘Douglas EKA-3B Skywarrior’ です。


キットの評価としては、初版が1997年に出された古いキットであるにも係わらずパーツの成型、合いとも良好で特に脚収納庫内部や脚収納庫扉の内側も造形されているのは評価できます。
但し、デカールは古くなっていたこともあるかも知れませんが、発色が良くないばかりか、ぬるま湯に浸しても台紙から剥がれないためカッターの刃先で少し浮かせてからピンセットで慎重に剥がす作業となり大変でした。










スタンドに取り付けた状態です。(スタンドはハセガワ製F-35Aキットの付属品を流用)