作品354 Boeing EA-18G Growler


Boeing EA-18G Growler
米海軍  ハセガワ  1/72
Grumman EA-6B Prowlerの後継機とした開発された電子戦機で、米海軍航空隊の主力戦闘攻撃機F/A-18F Super Hornetをベースに開発された。



第1335話 EA-18G GROWLER完成
昨日、家内と恒例の「日展」鑑賞と東京ミッドタウンのクリスマスイルミネーションを楽しんできました。こちらの紹介は後日行うこととし、ハセガワ製EA-18G Growlerが完成しましたので紹介します。


セガワから今月発売された ’EA-18G GROWLER’ は米海軍航空隊の主力戦闘攻撃機 ’Boeing F/A-18F Super Hornet’ をベースに電子戦機に生まれ変わった機種になります。
電子戦機とは敵の防空システムを攪乱することを目的にしており、敵のレーダーや通信システムに妨害を与えるだけでなく、これらの送信設備への攻撃も行います。
このような電子戦機として米海軍航空隊では現在までベトナム戦争当時の攻撃機 ’Grumman A-6 Intruder’ をベースに開発された ’Grumman EA-6B Prowler’ を使用していますが、機体の老朽化に伴い順次’EA-18G GROWLER’ に更新される事になります。
’EA-18G GROWLER’ は’ F/A-18F Super Hornet’ に比べ各種アンテナが増設されたことにより外観上も若干異なっています。また、機首のバルカン砲は撤去され電子機器が組み込まれたそうです。
今回完成した機体には電子戦に必要な装備が満載されており、主翼先端には ‘AN/ALQ-218(V)’ 無線周波数受信システム対抗手段セットが取付けられ、左右の主翼下には ‘AN/ALQ-99 High Band’ 戦術妨害ポッドを取付け、更に胴体下には ‘AN/ALQ-99 Low Band’ 戦術妨害ポッドを取付けました。
また、主翼パイロンに 'AGM-88E AARGM' 対レーダーミサイルを搭載しました。


このキットは ‘F/A-18F block2 Super Hornet’ をベースに作られており、各種装備も完備していることを評価します。
残念だったのは、前輪収納庫前のメッシュ構造部分が残っており、この部分をなくしてほしかったです。
心配だったデカールの発色も良好で、強度的にも問題ありませんでした。


キットは駐機状態にするため主翼のフラップや垂直尾翼のラダーを独自に改造しています。