第2248話 戦車砲装備百式司偵製作8


機体に迷彩塗装を描きました。


この機体の塗装と部隊記号などの詳細は、資料がほとんど無く詳しいところはわかりません。唯一、渡辺洋二氏の著作『兵器たる翼』(潮書房光人社)に明野飛行場で撮影された一枚の写真が掲載されています。それによると少しボカシが入った迷彩が描かれていますが色まではわかりません。また、尾翼までは写っていないため部隊記号は不明のままです。  
そこで私自身の判断で、陸軍機の機体上部に塗られていた濃緑色で迷彩を描くことにしました。
塗料は濃緑色(Mr.COLOR #16)を使用し、スプレーガンのニードルを調整した細吹きで適当に迷彩柄を描きました。
機首部分とエンジンカウル部分は迷彩柄が描きやすいように、取り付けず仮止めの状態にして描いています。
少しゴチャゴチャしすぎた感じになってしまったかもしれません。


マスキングを剥がした状態です。


エンジンカウル内部にエンジンを取り付けました。エンジンはアイアン(Mr.METAL COLOR#MC212)を塗りました。
プロペラとスピンナはキットの指定色を塗っています。


エンジンカウルとプロペラを機体に取り付けました。


機首の戦車砲の下にある照明灯部分を表現する為、機体側に穴をあけ、そこに丸棒を埋め、先端にはミラーフィニュシュを貼って照明器具を表現しました。


照明器具を覆うカバーとしてキットのクリアパーツを取り付けましたが、接着に失敗してうまく輝きが表現できていません。


細部を除き、機体塗装が終わった状態になりました。