第2167話 Gannet AEW.3製作6


チェコのスウォード社製キット‘Fairey Gannet AEW.3’ の製作は、機体塗装と組立が終了しました。


機体のパネルラインに墨入れを行いました。墨入れはオリーブドラブ色のスミイレペンで行いました。


主翼先端の上下に取り付ける小さなフィンは、メタルエッチングパーツになっており、この極薄パーツを取り付け、保持させておく自信が私にはありません。
そこで小さなフィンを自作する事にしました。
板厚0.5mmのプラバンの付け根部分にピンバイスで穴を開け、0.3mmの真鍮棒を差し込んだフィンを自作しました。


フィンを主翼上下面に取り付けました。


主翼の航法灯を取り付けました。
航法灯パーツの内側にピンバイスで穴を掘り、穴に塗料を埋める方法で左航法灯は赤、右航法灯は青を実現しました。また、航法灯パーツは若干サイズが大きく、少し削って主翼に取り付ける必要がありました。


主翼下面に増槽を取り付けました。増槽を取り付けるパイロンの支え板もメタルエッチングパーツになっていましたが、こちらは両端を支えられる構造になっていたため、そのまま使用しました。


脚収納庫カバーを取り付けました。


メタルエッチングパーツで作られたワイパーをキャノピー前面に取り付けました。


機体の塗装と組立が終了し、デカールを貼る準備として組立説明書のデカール指示図を眺めていたところ、‘Ark Royal’ 搭載機の機体側面に描かれた円形のマークがデカールに印刷されていないことに気が付きました。
そこで円形マーク無しの機体の実機写真と見比べたところ、垂直尾翼周辺の機体上面色と下面色の塗り分けが少し違うことに気が付き修正することにしました。
塗り分け修正前の状態です。


塗り分けラインを修正しているところです。


塗り分けラインを修正後のもので、胴体から垂直尾翼に立ち上がっていくラインが緩やかなカーブになりました。


機体の全景です。


後はデカール貼りと仕上げ作業となました。