作品431 North American F-86F-25 Sabre


North American F-86F-25 Sabre
フィリピン空軍   フジミ   1/72
朝鮮戦争に投入された米空軍初の後退翼採用亜音速ジェット戦闘機。中国から支援を受けたMig-15の登場により劣勢に立たされた米国が、本機の投入により一挙に形勢逆転した名機。
フィリピン空軍のアクロバット飛行チーム’ブルーダイヤモンズ’の機体。



第2152話 フィリピン空軍F-86F完成 
フジミ製‘F-86F SABRE’のフィリピン空軍機と韓国空軍機の2機抱き合わせキットで製作したフィリピン空軍の機体が完成しました。

この機体は1970年代に活躍したフィリピン空軍のアクロバット飛行チーム‘ブルーダイヤモンズ’ の物です。
航空自衛隊にも同じF-86Fで編成されたアクロバット飛行チーム初代‘ブルーインパルス’ があり、1964年10月10日に開催された東京オリンピックの開会式で五輪の輪をスモークで描いて有名になりました。
下の写真が航空自衛隊の初代‘ブルーインパルス’の機体です。

  

F-86の初飛行は私が生まれた年と同じ1947年で、第二次世界大戦後ドイツから持ち帰った技術資料を基に開発されたといわれております。
朝鮮戦争で共産軍のMiG-15とジェット戦闘機同士の死闘を繰り返し、多くの戦果をあげて有名になりました。
日本を含む36カ国で採用され9800機を越える数が生産されたそうです。
フィリピン空軍にも1957年に50機採用され、1970年代まで運用されていました。


今回製作した機体はフィリピン空軍が運用を開始した初期のF-86F-25の物と思われ、その後に翼長を延長しスラッド構造を採用した主翼に変更しているとのことで、正確には‘ブルーダイヤモンズ’ の物とは異なっているように思います。