第2126話 ファントム・ロービジCAG製作4


セガワ製「‘F-4S PHANTOM II “LOW VISIBILITY CAG”」の製作は、機体塗装の準備を行いました。


主翼の先端部を取り付け主翼下面の突起物も取り付けました。
後で行う排気部のシルバー塗装に下準備としてコックピットや空気取り入れ口などにマスキングを行いました。


水平尾翼上面にある矢型突起の処置に困りました。この突起は‘F-4’ の後期方に設けられた筈で、‘F-4S’ の機体には無いと理解しています。
キットの塗装指示図や箱絵に使われた実機写真でも突起がありませんが、組立説明書には突起を取り除く指示がありません。
結局、突起を除去することにしました。下の写真は除去前の状態です。


突起を除去しましたが、この作業中に周辺に不要な傷を付けてしまい、その修復に手間がかかり、更にパネルラインのスジ彫りが少しずれたりするなどで再加工の繰り返しとなり、丸一日時間を要してしまいました。下の写真は修整中の状態です。


修正が終わり、細かな傷が気になるためサフェーサーを塗り表面の傷を修復させました。


金属色部分に下塗りとしてシルバーリーフ(タミヤカラーTS-30)を塗りました。


同じく胴体後部の排気部と排気口パーツにも下塗りのシルバーリーフを塗りました。


キャノピーは細かく4分割されていますが、今回はキャノピーを閉じた状態で製作するため、一体化しました。
更にキャノピー内側前面に塗装を行うため、前面形状に合わせてマスキングしました。


キャノピー内側前面に薄めた水性のクリアーブルー(HOBBY COLOR #H93)を塗りました。


キャノピー内側のマスキングを剥がした状態です。


今度はキャノピー外側にキャノピー枠を除いてマスキングしました。