第2109話 アメリカン・スナイパー


久々にブログを更新します。


昨日、プラモ購入と映画を観に「ららぽーと横浜」まで出かけてきました。

映画はクリント・イーストウッド監督作品の「アメリカン・スナイパー」で、久々に良い映画を観た気がしました。
最近の映画はやたらCGによる表現が多く、現実からかけ離れたものになっているため、私はあまり好きではありません。
アメリカン・スナイパー」もCGによる場面もあると思いますが、現実を表現するための演出として使われており、理解できるものと評価しています。
映画のストーリーはイラク戦争当時に実在した米軍の狙撃兵の話です。
子供の頃から父親に狩猟と男の生き様を教えられた男が海軍の特殊部隊「シールズ」に入隊し、射撃の腕を見込まれて狙撃手としてイラク戦争に参加して大きな戦果をあげた英雄を描いています。詳細は省略します。


映画の中で少し驚いたのは、このヒーローがイラク戦争に4回にわたりイラク遠征と米国での団欒を繰り返しており、戦場が出張感覚のように行われていることに違和感がありました。
また、戦闘中も携帯電話で米国にいる家族と会話できる現実に驚きました。


イラク遠征ごとに戦場の暴力的で悲惨な経験から少しずつ精神が病まれていき、帰国した多くの負傷兵との繋がりも紹介されており、米国にとってこの戦争が厭戦であったことを表現していると思いました。


昨日映画鑑賞している時間帯にアカデミー賞の発表が行われており、この映画が受賞したのではないかと思いましたが、結果的に受賞できませんでした。
内容があまりに現在のアメリカを悩ましている中東での戦いをシリアスに描きすぎており、コミックの様な映画がアカデミー賞に選ばれたようです。