第2073話 A-10C製作8


米空軍の攻撃機Fairchild A-10C Thunderbolt II’を製作する作業は、デカール貼り作業を開始しました。


キット付属のデカールでは在欧空軍か在米空軍のいずれかの部隊の機体になりますが、今回製作する機体は、時々日本の航空祭にも飛来する在韓米軍第7空軍所属 烏山(オサン)空軍基地に配備されている第51戦闘航空団 第25戦闘飛行隊所属の物を目指しています。
このため、機体に描かれた部隊マークや部隊記号はキット付属の物が使えなくなりました。
幸い以前製作したアカデミー製‘F-16 CG/CJ FIGHTING FALCON’ キットに付属していたデカールの中に同じ第51戦闘航空団所属のものが含まれており、実機写真と比べたところ’荒馬’や部隊マークが同じであることが判りました。
但し、垂直尾翼に描かれた‘荒馬’の絵は、F-16用の物では少し大きすぎます。
そこで、F-16デカールを縮小コピーして実機写真と同じ印象になるように試行しました。
下の写真の上側が、F-16に付属していたデカールで、下にあるのが60%縮小コピーした物です。


試行の結果、75%縮小が実機に一番近いことがわかりました。
次に、自作のデカールを製作することになりますが、所有しているプリンターは一般的なインクジェット方式であるため、過去に製作した自作プリンターではあまり綺麗にできません。
過去に自作デカールを製作した記事を紹介すると、レザープリンターを使用した例は2009年2月11日の記事で紹介し、インクジェットプリンターを使用した例は2012年6月2日の記事で紹介しています。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)

今回はプリンター用デカール紙にデカールベーススプレーを塗った物をインクジェットプリンターに使用し、75%縮小コピーしました。
下の写真は縮小コピーした直後の物です。
やはり、綺麗にインクが定着していませんでした。


印刷された‘荒馬’部分に面相筆で、セミグロスブラック(Mr.COLOR #92)で修正を加え、その上からスーパークリアー半光沢(Mr.COLOR #181)を上塗りして自作デカールが完成しました。
完成した‘荒馬’デカール垂直尾翼に貼った状態です。


そのほかの部隊マークはアカデミー製‘F-16 CG/CJ FIGHTING FALCON’ のキットに付属していたデカールをそのまま使用しました。




国籍マーク等の貼り付けはこれから行います。