第2023話 Westland Lynx 製作2


ホビーボス社‘Royal Navy Westland Lynx HAS.3’ の製作は、ローター部分の改造を進めました。


メーンローター中心部は前日の作業で軸部分を基部に組み込んで機体に取り付ける形に改造したことでメーンローター中心部を後付けが可能になりました。
同じようにテールローターも機体組立後に後付けするように改造します。
キットオリジナルのテールローター部のパーツ構成です。


テールローター側に軸が含まれており、この軸を左胴体パーツの穴に通し、内側で軸のキャップを固定する方式になっています。この方式では胴体の左右パーツを接着する時にテールローターを先に取り付ける必要があり、胴体組立後の整形、塗装作業が行いにくくなります。
そこで、テールローターの軸を切り取り、新たに軸を自作しました。軸は切り取った物より数mm長くして、キャップを固定してあります。
テールローターの軸を切り取った所は軸と同じ直径の穴を開け、胴体側に組み込む軸に後付けできる様にしました。


テールローターの軸を胴体側に仮組した状態です。
軸は自由に回転できるように接着剤を付けないようにする必要があります。


メーンローター中心部とテールローターも胴体組立後に取り付けられるようになりましたが、メーンローター中心部は仮組した状態で何か物足りない印象です。


その理由はメーンローターのピッチコントロール部が省略されているためで、このピッチコントロール部をそれらしく自作することにしました。
キットオリジナルのピッチコントロール部パーツです。


実機写真を参考にピッチコントロール部にローターに繋がるロッドを取り付けるピッチコントロール駆動部を4個自作して取り付けました。
ピッチコントロール駆動部は、不要になったミサイルパーツの先端を削りだして作りました。


ピッチコントロール駆動部先端とメーンローター中心パーツのピッチロッド接続部に0.6mmの穴を開けました。


ピッチコントロール駆動部とメーンローター中心パーツに開けた穴位置を合わせ、ピッチ可変ロッドとして0.5mmの真鍮棒を4ヵ所組み込んでからピッチコントロール駆動部とメーンローター中心パーツを接着しました。
メーンローター中心部が実機らしくなりました。


メーンローター中心部を胴体側の軸に嵌めた状態です。