第1997話 3度目のカラフルF/A-18B製作4


アカデミー製F/A-18D HORNET を使用して米海軍第125戦闘攻撃飛行隊VFA-125 "Rough Raiders" 所属のF/A-18Bを製作する作業は、胴体部分が完成し、主翼の改造に取り掛かりました。


胴体にレドームを取り付け、周辺の整形を行いました。


空気取り入れ口周辺に整流板などを取り付けました。


垂直尾翼は取り付けていませんが胴体部分の組み立てが終わりました。



次に主翼の改造に取り掛かりました。
今回も駐機状態にするため主翼のフラッペロンとスラッツを下げた状態に改造します。
私は航空機の構造や名称について詳しくありませんが、フラッペロンとは主翼後部に設けられた高揚力装置のフラップと補助翼のエルロンの組み合わせた造語で、離着陸時の高揚力が必要な時にフラップ部分を伸長して主翼の面積と仰角を稼ぐと共に、飛行中はフラップ部分を収納してエルロンとしての作用を行う物のようです。
またスラッツは主翼前縁部分にあり、やはり離着陸時の高揚力が必要な時にこの部分を下げて揚力を増す装置とのことです。


主翼の改造前の状態です。
写真の黒線を描かれた部分はフラッペロンの一部で、フラップ部分を引き込みカバーしているドループ・シュラウンド・ドアと呼ばれる部分だそうです。
キットの主翼は飛行状態の形状になっており、ドループ・シュラウンド・ドアとフラップ部分が一体となっています。


F/A-18は離着陸時だけでなく駐機中もフラップ部分がドループ・シュラウンド・ドアから離れ、共に下がった状態になっています。
下の写真はF/A-18Fのものです。


ドループ・シュラウンド・ドア部分とフラップ部分を別パーツ化するため、ドループ・シュラウンド・ドア部分にマスキングテープを貼り、形状をトレースしました。


ドループ・シュラウンド・ドアの形状をトレースしたマスキングテープを板厚0.5mmのプラバンに貼り、形状に合わせてカットします。


プラバンで作ったドループ・シュラウンド・ドアが完成しました。


主翼からフラップ部分とスラット部分を切り離し、主翼本体、ドループ・シュラウンド・ドアの各パーツが分離されました。