第1955話 シンガポール空軍F-15SG製作9


セガワ製「F-15SG STRIKE EAGLE ‘SINGAPORE AIR FORCE’」の製作は、考えてもいなかった「大事故」が発生しました。



前日までの作業で機体の組み立てと塗装が終了し、残りはデカール貼り作業となっていましたが、再び実機写真を眺めていたら背面の小さな違いが気になってきました。
実機にはエアーブレーキの周辺に2箇所の小さな突起があり、且つ形状も少し違っていることに気がついてしまいました。

そこでこの部分も修正することにしました。
2箇所の小さな突起を追加し、エアーブレーキ先端近くの穴をパテ埋めし、更に造形を追加しました。
この小さな修正を早く終わらせたい焦りか、パテを早く固めるためにいつも手元を照らしているランプの下に造形部分を置いて、次の作業の準備に取り掛かりました。
しばらくすると、少し異臭がするようになり気がつくと機体が熱で変形してしまいました。(下の写真は再現したものです)


エンジン部の膨らみが大きくへこんだばかりか一部は盛りあがってしまった所もあり、主翼付け根にも溝ができてしまいました。


こんな事故は初めてであり、機体製作を断念することも考えましたが、いつか同じキットを再製作することを考えると煩わしく感じてきました。
そこで駄目もとで修正してみることにしました。


大きくへこんだ部分に造形パテを盛り、大まかな形を作りました。
私は造形パテを扱うのが下手で正直嫌いです。

  
造形パテを削り、修正を加えました。
この作業中に左水平尾翼が取れてしまいました。


造形パテと機体の接合部などにできる小さな傷を埋めるために、全体にいつものパテを盛りました。
この時には左垂直尾翼も取れてしまいました。