第1920話 厚木基地のP-3C 製作6


セガワ製「P-3C(BLOCK IIIA) ORION‘J.M.S.D.F.’」の組立は、エンジンカウルとスピンナーの改修を行いました。


キットのエンジンカウルとスピンナーを仮組し、エンジンカウル側空気取り入れ口の塗装方法を検討している時に実機と形状が異なっていることに気がつきました。

キットはスピンナーの後縁がエンジンカウルの空気取り入れ口前縁より後ろにあります。


実機はスピンナーの後縁がエンジンカウルの空気取り入れ口前縁より少し前かほぼ同一ラインにあります。(写真の撮り角で違う?)


思い切ってスピンナー後縁をカットし、エンジンカウル側に取付けることにしました。


スピンナーから切り取った後縁部分をエンジンカウルに取付けた状態です。


スピンナーの後縁が空気取り入れ口より前に出ました。


エンジンカウル下にある排出口が開いた状態を閉じることにし、突起をカットしました。


排出口部分開いた穴をプラバンで埋め、パテ盛りしました。


エンジンカウルの整形が終了しました。


機体のバランスをとるためレドーム内部におもりを詰め込みました。


機体を仮組しましたが、まだ機体後部が重く尻餅をつくことが判り、コックピット下に穴を開けておもりを入れることにしました。


前脚収納庫裏におもりを瞬間接着剤で取付け、更に衝撃で外れないように内部に造形パテで固定しました。