第1893話 アカデミー製F-35A製作2


アカデミー製‘USAF F-35A LIGHTNING II’ の製作は、塗料の調色と色合わせを行いました。


機体の塗装方法と組立の進め方で悩んでいましたが、空気取り入れ口内部やその周辺の塗装と組立を進めるには機体の塗装色を決めるのが先と思い塗料の調色作業を行いました。
この機体に使用している塗料は、レーダー波の反射を軽減する特殊なものを使用しており、独特な輝きを持っています。また、機体の一部にはレーダー波の反射面積を小さくさせる為か(?)パネルに突起を持たせてレーダーの反射角度を変える仕組みと思われる部分があります。このような部分には違う塗料が使われているため、2種類の塗料を調色しました。
機体全面用の塗料として基本となるグレー(Mr.COLOR #305)に鈍い輝きを加えるためステンレス(Mr.METAL COLOR MC213)やクロームシルバー(Mr.METAL COLOR MC211)を加えたものを作り、更に明るい部分に使用する塗料として機体全面用塗料にグレー(Mr.COLOR #306)やホワイト(Mr.COLOR #1)を加えたものの2種類の塗料を作り、ランナーに塗ってお互いの色合いを確認しました。
この色合いを実機に合わせるように少しずつ塗料を加えて色々な組み合わせを確認しました。


一応実機に近い塗料の組み合わせを決めました。


決めた塗料とデカールに使われた部隊記号などに使われた色との相性を確認したところ問題が見つかりました。
デカールを入れたビニール袋の上に塗料を塗り、デカールの文字色との相性を確認したところデカールの文字色がグレーの為、機体塗料に紛れてしまいます。


実機の文字色はホワイト又はホワイトに近いグレーが使われており、機体色と明確に違いがあります。
http://www.airliners.net/photo/USA---Air/Lockheed-Martin-F-35A/1873565/M/


デカールの文字を引き立たせる為には機体塗料を暗くする必要があり、実機と違った印象になってしまいます。
試しに明るい部分に使用する塗料の候補を塗った所に部隊記号のデカールを貼ったところやはり実機と違っていました。


暗い塗料で組立作業を進めるか、サードパーティーから‘F-35A’ 用のデカールが発売されるまで中断するか悩んでいます。