第1758話 半夏生(はんげしょう)


昨日、暦の雑節の一つである半夏生夏至から数えて11日目の7月2日から七夕の7月7日頃まで)を迎えたこともあり、この時期に小さな花が開花し、葉が半分白く化粧したようになる植物の半夏生を観察に鎌倉山近くの夫婦池公園(めおといけこうえん)に出かけました。


夫婦池は江戸時代に灌漑用水を溜める池として作られ、その後中央に堤が作られ二つの池になったことから夫婦池と呼ばれるようになったそうです。


池の周りは自然豊かなこともあり動植物や昆虫の観察が楽しめます。
お尻の部分がウチワのように広がったウチワヤンマが羽根を休めていました。


水面をせわしくコシアキトンボが飛び交っています。


木立の枝からカワセミが水面を眺めていました。


池の上流にある散策道に向かうと半夏生が群生していました。


確かに緑の葉の一部が白くなっており、半分化粧しているようです。(半化粧)


半夏生の群生地近くにある藤棚下のベンチで休んでいると心地よい風が流れ、周りの木々から野鳥の鳴き声が聞こえ心身共にリラックス出来ます。

管理事務所の近くにはアジサイがまだ残っていました。


夫婦池公園から鎌倉山の高級住宅地を抜け、七里ヶ浜まで足を伸ばすことにしました。
鎌倉山の住宅地では色々な花が楽しめました。



庭の中にツリーハウスを建てた住宅もあります。


鎌倉山の住宅地から見た七里ヶ浜の海です。


七里ヶ浜住宅地の中にある有名なカレー屋さんを通過し、「潮騒通り」バス停を越えた先が七里ヶ浜海岸です。


七里ヶ浜海岸から見た江ノ島です。


稲村ヶ崎方面です。
なぜか赤潮で海の一部が赤く染まっていました。


穏やかな海の上ではスタンドアップパドルを楽しむ人がいました。


空を見上げると太陽の周りに虹の輪(日暈)が架かり、トンビもくるりと輪を描いていました。


帰りは七里ヶ浜駅から江ノ電に乗り帰ることにしました。
実は6月27日に鎌倉市内を徘徊(ウォーキング)したときも大変天気が良く、長時間歩いたことから途中で熱中症と思われる猛烈な痙りが両足を襲い大変苦労した反省から無理をしないことにしました。

江ノ電江ノ島駅で下車しました
江ノ島駅の広場前にあるガードパイプの上に据え付けられた雀は、この時期には暑い衣装が着せられていました。この時期はスイムスーツが良いのでは?


江ノ島からモノレールに乗り帰宅しました。


帰宅後、テレビニュースで各地に伝わる半夏生の食べものを紹介していました。
香川県ではうどん、福井県では焼サバ、奈良では小麦の餅、関西地方ではタコを食べるそうですが、我が家の夕食はそのいずれでもありませんでした。