第1686話 MiG-23ML 製作2


チェコのR.V.エアクラフト社製の‘MiG-23ML’の製作は、主翼の取付け方法で悩んでいます。


このキットの主翼取付け方法が貧弱なため、主翼が安定した状態に取付かないと判断したため、安定した状態に取付けることと、ついでに主翼の回転機構も何とかならないかと検討して一応の形にまとめましたものを前日の記事で紹介しました。
ところがこの可変後退翼を採用した機種のプラモは、主翼を回転出来る構造のものと、展開か引込状態のいずれかで固定するもの2種類のキットがあります。
どちらのキットも主翼を展開した状態と引き込んだ状態では必ず主翼と胴体間に隙間が生じていました。
その隙間対策として過去に製作したキットの中では、ドイツ空軍の‘TORNADE IDS’で主翼を展開した状態での隙間対策を2012年4月4日の記事で紹介しました。
また、米海軍の‘F-14A Tomcat’ では主翼を引き込んだ状態での隙間対策を2011年7月16日の記事で紹介しました。
(いずれの記事もアンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)
今回の‘MiG-23ML’も「褌同好会」さんからいただいたコメントにあるように隙間が大変気になります。


そこで自作した回転機構部を伸ばして蓋を作ろうとしましたが、この方法では主翼を引き込んだ状態にすると伸ばした部分が互いにぶつかってしまい、主翼が十分引き込めなくなってしまいます。
主翼の回転をあきらめ、展開状態か閉じた状態に固定し、隙間を埋める対策も検討しましたが、なんとか玩具的ではありますが回転翼と蓋を実現できる方法が無いか現在も検討中です。
蓋を回転機構側に固定せず、遊ばせる構造を現在試作中です。
回転機構側と蓋部分をアームでつなげる方法で、下の写真は主翼を引き込んだ状態で蓋部分が引き込まれています。


主翼を展開する途中では蓋部分が回転機構から離れます。


主翼を展開した時は蓋部分が隙間を埋めるものです。


この方法を更に改善出来るか検討中ですが、結果的に回転機構をあきらめ固定することもあり得ます。