第1685話 MiG-23ML 製作1


昨日確定申告をなんとか済ませ、チェコのR.V.エアクラフト社製の‘MiG-23ML’の製作を開始しました。


‘MiG-23’ は映画「トップガン」で描かれた‘F-14’ と同じく主翼の後退角度を速度に応じて変えられる可変後退翼機構を採用しています。
ところがこのキットでは主翼の取付け方法に回転機構が無く、胴体側の軸に取付けるだけの構造になっています。


ところが主翼を取付ける軸が短く、主翼を取付けると主翼が安定しません。


なんとか主翼を安定して取付けるだけでなく、主翼の回転機構も実現できないか検討しました。


検討した結果、主翼にプラバンで自作した回転機構を取付けることにし、回転機構パーツを描きました。赤のラインと青のラインは回転機構のギア部分を左右で変える為に描いたものです。


描いた回転機構パーツの絵をクリアフォルダーの中に入れ、その上にマスキングテープを貼り回転機構パーツをトレースしました。


形状をトレースしたマスキングテープを板厚1mmのプラバンに貼りました。


プラバンを切り出しました。プラバンは板厚が足りない為、2枚重ねにするため左右それぞれ2枚切り出しています。


切り出した回転機構パーツを2枚重ね、ギア部を棒ヤスリで削りだしました。
主翼側には追加する回転機構パーツを受け、強度を増すために真鍮棒を埋め込み、回転機構パーツ側には受けの穴を開けてあります。


主翼に回転機構パーツを取付けた状態です。ギア部分の合いは調整しながら形状を整えました。


次に胴体側の主翼受け軸が安定して主翼を受け止められるようにプラバンで軸を延長させました。


さらに主翼を組み込んだときに主翼が上下に安定しないため、内部に安定板を組み込むことにしました。
ランナー棒を2本立て、主翼の回転機構を受ける板(板厚1mmのプラバン)を取付けました。


主翼を軸に取付け、主翼が胴体内部の下側に沈まないことを確認しました。


さらにランナー棒の上にも回転機構を押さえる板(板厚0.5mmのプラバン)を取付けました。
これで主翼が上下にぶれなくなりました。
ランナー棒は脱落しないようにポリエステルパテで補強してあります。


主翼の回転機構と安定取り付けが完成しました。


胴体上面パーツを仮止めし、回転機構の状態を確認しました。