第1684話 MiG-23ML 製作前


息子がプレゼントしてくれたチェコのR.V.エアクラフト社製の‘MiG-23ML’は初めてのプラモメーカーのキットでもあり、組立て前の事前確認作業を行いました。


キットのパーツ、組立説明書及び塗装図を息子と一緒に眺め回しました。


このキットはチェコ空軍、ソビエト空軍、リビア空軍、自由リビア空軍及びシリアからイスラエルに亡命した機体のデカールが含まれていました。


パーツは良好な筋彫と「これでもか!」といわんばかりのリベットが打ち込まれており、一見素晴らしい出来のようです。





ところが組立説明書は‘MiG-23’ の‘M,MS,MF,ML,MLD,P’ の各タイプが一緒に記載され大変判りにくい表現になっています。


早速パーツが入った袋を開封して仮組みを行ってみたところカルチャーショックの連続です。


各パーツの嵌合に必要な突起と受け穴が全くありません。
左右の胴体パーツの合わせだけでなく、水平尾翼を取付ける部分にも取付け穴が無いことに驚き、組立が大変な印象です。


また、パーツ番号がランナー部分に無く、組立て説明書に記載した全体パーツ図にパーツ番号が記載されているだけです。
ランナーに取付けられた左右の主翼パーツがどちらの物か判りにくいばかりか、一度ランナーから切離したらどちらのパーツが判らなくなります。
胴体前部パーツは2種類、空気取入れ口パーツは3種類、垂直尾翼は2種類、主脚パーツは2種類含まれており、どのパーツを使用するのか組立て説明書に描かれた絵を注意深く調べ、違いを見つけてパーツを選択する必要があり、パズルを組立てる様な感じです。

肝心のパーツの合いはそれほど良好とは言えない感じです。

実機写真も参考にしてじっくり製作する必要がありそうです。