作品387 Grumman A-6E Intruder


Grumman A-6E Intruder
米海軍   フジミ   1/72
米海軍と海兵隊が1963年から1997年の34年間運用していた全天候艦上攻撃機で攻撃力と耐久性に優れた機種。
厚木基地に駐留していた第115攻撃飛行隊“VA-115 イーグルス”が1996年に退役する時のCAG機。



第1648話 VA-115 Eagles A-6E 完成 
遅くなりましたがフジミ製“A-6E INTRUDER VA-115‘EAGLES’LAST FLIGHT 1996”が完成しました。
昨年末に完成させる予定でしたが遅れてしまいました。


完成した機体は横須賀基地を母港とする空母に搭載された第5空母航空団(CVW-5)に所属し、厚木基地に駐留していた第115攻撃飛行隊(VA-115)“Eagles”が1996年7月に使用機種の転換にともない第5空母航空団から離れる時のラストフライト時のCAG機です。

第115攻撃飛行隊は長いあいだ第5空母航空団に所属しており、1971年4月から空母“Midway”に搭載され、A-6Aでベトナム戦争に参戦しています。この当時のニックネームは“Arabs”と呼ばれていました。
1977年8月から使用機種がA-6AからA-6Eに替わり1978年にはニックネームも“Eagles”に変わっています。
1991年1月から始まった湾岸戦争ではイラクフセイン軍に対する攻撃にも参加しています。
湾岸戦争に参加したVA-115の機体が空母に着艦した時の形に改造したものを以前製作しました。


1991年9月から空母が“Midway”から“Independence”に替わり、1996年7月の退役まで厚木基地周辺で良く見ることが出来ました。
この部隊は第5空母航空団を離れてからF/A-18Cへの機種転換期間を経て1998年に新たに戦闘機能も加わった第115戦闘攻撃飛行隊(VFA-115)と改名され、第14空母航空団(CVW-14)が所属する空母“Abraham Lincoln”に搭載されていました。
2002年7月には機種を最新のF/A-18Eに転換されています。
2010年5月から再び第5空母航空団に復帰し、空母“George Washington”に搭載され厚木基地でも良く見られる機体となりました。
現在のVFA-115のCAG機です。

 

キットの評価としては大変古いキットですがフジミ製キットとしては良好な部類だと思います。
今回は空母から発進する状態に機体を改造しました。後部フラップを展開した状態にし、水平尾翼も少し下げた状態にすると共に前脚のアームを若干短くし、カタパルト取付けアームも下げてみました。
デカールはカルトグラフ製で発色が良かったですがベースが厚いためシルバリングが発生しやすく苦労しました。