第1633話 鎌倉の紅葉


昨日 鎌倉の紅葉を求めて久々に徘徊(?)してきました。


京都は多くの紅葉スポットがあり、寺院の庭園だけでなく全山紅葉に彩られる地域があることで有名ですが、鎌倉は残念ながら大規模な紅葉を楽しめる地域は限定されてしまいます。
また、鎌倉は四方を海と山に囲まれた要塞都市として源頼朝によって築かれましたが、海に近いことで台風が接近した時の塩害で木々が影響を受ける事が多く、紅葉を楽しめない年もあります。
今年は台風が接近したこともあり、また時期的に少し遅れたためにあまり期待せずに出かけました。


鎌倉駅までバスで出かけ、駅前から徘徊をスタートしました。
小町通りの雑踏と抜け、最初に訪れた鶴ヶ岡八幡宮境内にある鎌倉国宝館前の紅葉です。


鎌倉宮近くになると住宅の紅葉が目立つようになりました。
鎌倉宮横の道に被さるように枝を伸ばした紅葉が綺麗でした。


鎌倉宮前を左に曲がり覚園寺(かくおんじ)に向かいました。
覚園寺愛染堂前には色とりどりの紅葉が楽しめました。


覚園寺の境内は写真撮影が禁止されていましたが、国宝の本殿や仏像の説明を聞きながらゆっくり見ることが出来ました。


覚園寺を出て、住宅横からハイキングコースに入りました。
意外な坂の連続で息を切らしながらハイキングコースを登りました。


途中「覚園寺百八やぐら」がありました。たくさんのやぐらがあり、中に石像が祀られていましたが全て頭が落とされているのが不気味でした。


「天園ハイキングコース」に合流し、天園方面に向かいました。
鎌倉市横浜市の境にある大平山山頂(159m)近くの紅葉です。


ハイキングコースにある峠の茶屋を過ぎたところで瑞泉寺方面と二階堂方面に道が分かれ、私は二階堂方面に向かいました。
二階堂方面に向かう途中の谷が「獅子舞」と呼ばれる紅葉の名所で紅葉谷とも呼ばれているそうです。
緑に囲まれた道が、突然赤や黄色の葉に覆われた木々に変わり驚きました。





写真を撮る人も多く、鎌倉で一番の紅葉スポットと呼ばれる所以が理解出来ました。

獅子舞から二階堂に向かう道は谷間にあることでぬかるんでおり注意が必要です。


鎌倉宮近くに戻った住宅地の中にも二階堂川沿い紅葉が綺麗なところがありました。


時期的にはピークを過ぎた感がありましたが目的としていた獅子舞の紅葉が堪能出来た徘徊でした。
家に帰ると歩数計が22,000歩を越えており大変疲れました。