作品380 Douglas A-4P Skyhawk


Douglas A-4P Skyhawk
アルゼンチン空軍   エアフィクス   1/72
1954年に初飛行した小型軽量の米国製艦上攻撃機A-4Bをベースにアルゼンチン空軍向けに操縦席後部に大型のアンテナと垂直尾翼にループ状のアンテナを追加した機種。



第1584話 アルゼンチン空軍A-4P完成 
エアフィックス社製アルゼンチン空軍の‘DOUGLAS A-4P SKYHAWK’ が完成しました。


このキットは今年フォークランド紛争終結30周年を迎え、英国のエアフィックス社がこの戦いに参戦した英海軍機の‘BAE SEA HARRIER FRS.1’ とアルゼンチン空軍の‘DOUGLAS A-4P SKYHAWK’ の2機をセットで発売したものの内の1機です。

‘DOUGLAS A-4P SKYHAWK’ に関しては新しい金型で製作されたもののようで、パーツの合いや筋彫なども綺麗に仕上がります。
付属のデカールも発色、強度とも問題がありませんでした。但し主翼先端上面に貼るオレンジの帯は機体側の凹凸が多すぎるため綺麗に貼ることが困難に思います。私はこの部分については塗装に変えて製作しました。

完成した機体はアルゼンチン空軍所属の物で、アルゼンチンが英国領フォークランド諸島(アルゼンチン名:マルビナス諸島)を奪取するため送り込んだ機体と思われます。
フォークランド紛争は1982年3月19日から約3ヶ月間行われた戦いで、詳しくは2012年9月22日の記事で紹介しています。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)









アルゼンチンはフォークランド紛争に今回製作した空軍向け‘DOUGLAS A-4P SKYHAWK’ の他に同じ米国製攻撃機 ‘DOUGLAS A-4B SKYHAWK’ をベースに製作された海軍向けの ‘DOUGLAS A-4Q SKYHAWK’ も投入し、地上軍や英国海軍艦船への爆撃に参加するだけでなく、英国海軍の‘BAE SEA HARRIER FRS.1’ との空中戦も戦っているようです。
写真は以前製作したフジミ製‘DOUGLAS A-4Q SKYHAWK’ と並べてみました。


アルゼンチン海軍は他にフランス製攻撃機‘Dassault Bregut Super Etendard’ も投入し、エグゾゼミサイルで英国の駆逐艦等の艦船を撃沈する戦果をあげています。
アルゼンチンの主力攻撃機3兄弟を並べてみました。