第1492話 EA-18G SHADOWHAWKS製作6


セガワ製「EA-18G GROWLER‘VAQ-141 SHADOWHAWKS’」の組立は塗装作業に入り、最大の課題である空母‘USS GEOGE H.W.BUSH’仕様から空母‘GEORGE WASHINGTON’仕様への変更作業を進めています。


垂直尾翼のテールレターを‘AJ’から‘NF’に変えるにあたり文字色を垂直尾翼に描かれたホークの図柄に合わせる必要があります。
ところがデカールのホーク図柄は白に近いグレーになっています。
実機は機体上面色と同じ色が使われています。


そこでホーク図柄も含めて塗り直す事にしました。
デカールのホーク図柄の上にマスキングテープを貼り図柄をトレースしました。
なお、デカールの上にマスキングテープを貼る際はマスキングテープの糊強度を落とし、更に短時間で作業を終わらせないとデカールの印刷が剥がれる場合があるので注意が必要です。


またテールレターを含めCDR等の文字はデカールを自作することにし、必要な素材を用意しました。


パソコンで文字を打ち出し、デカールの試作品を作りました。
機体色と同じ文字色の部分は印刷時にクリアーになるように白抜き文字とし、黒文字の部分は黒で印刷しました。


それを機体組立て前の主翼内側に貼り評価した結果、塗料の黒とデカールの黒の違いが気になりました。結局、垂直尾翼のテールレターは自作デカールを使用せずホーク図柄と一緒にマスキングによる塗装で行うことにしました。


テールレターを含め文字の形と大きさを実機に合わせる作業を繰り返しました。
最後に残ったのが写真の原稿です。この原稿からテールレター部分を切り出しマスキングテープに貼り付け、同じくホーク図柄をトレースしたマスキングテープを垂直尾翼に貼りバランスを確認しました。


垂直尾翼に機体上面色と同じグレー(Mr.COLOR #307)を塗りました。
このあと、上部前縁部分にグレイシュブルー(Mr.COLOR #337)の縁取りを行っています。


ホーク図柄とテールレターを貼り切り出します。
垂直尾翼先端部分などもマスキングしてあります。


最終的に残ったマスキングの状態です。


マスキングの上からセミグロスブラック(Mr.COLOR #92)塗りました。


マスキングを剥がしホーク図柄の目を書き加えた状態です。
文字の一部はタッチアップが必要となりました。


胴体に仮組みした状態です。