第1441話 グラウラーとダイヤモンド富士


厚木基地周辺に米軍機の写真を撮りに行った時に米軍機から剥がれ落ちた落下物を目撃したことを2月9日の記事で紹介しました。
(アンダーラインの付いた紹介をクリックすると当日の記事が見られます)

この時の事故機は厚木基地に駐留していた戦術電子戦飛行隊‘VAQ-136 Gauntlets’所属の‘Grumman EA-6B Prowler’という古い機体で、新しい機種へ転換する直前の事故でした。
事故から1週間くらい後、この飛行隊は空母ジョージワシントンに搭載される第5空母航空団(CVW-5)から離脱し米国に戻りました。

その後任の飛行隊が厚木基地に着任したことを新聞で知り、3月29日厚木基地に写真を撮りに行って来ました。
その日の厚木基地は驚くほど静かで、目的の飛行機が見ることができないかと心配になりました。
滑走路北側に集まっていたマニアの方に聞くと戦闘攻撃機部隊は全てグアム島での訓練に出かけており不在で、新たに着任した部隊しかいないことが判りました。
目的の新しい部隊が訓練を行っていることが判り、訓練から帰還するのを待ちました。
しばらく待っていると訓練から帰還した機体を写真に撮ることができました。
新しく着任した戦術電子戦飛行隊‘VAQ-141 Shadowhawks’の‘Boeing EA-18G Growler’です。

  
2機帰還し、新たに別の2機が飛び立っていきました。

  
新に飛び立った2機が帰還するのを今度は滑走路南側で待つことにしました。
2時間ほどの訓練が終わり厚木に帰還した機体は、着地と同時に再び飛び上がるTouch and goを1回実施し、上空で転回して着陸していました。
Touch and goで再び上昇する機体です。


偶然背景に月が写っていました。


残念ながらカラフルなCAG機は見ることができませんでした。


厚木基地から家に戻ると家内が「息子の部屋から‘ダイヤモンド富士’が見えるかも」と声をかけてきました。
ダイヤモンド富士’は富士山頂に落ちる夕日がダイヤモンドのように輝く状態で、先日新聞に神奈川県の観測地点と日時が紹介されたことから家族の話題になっていたものです。
3階の息子たちの部屋に行くと富士山頂の少し左上に夕日がありました。


しばらく観測していると夕日が富士山頂に向かっていくことが判りました。 
富士山頂に落ちた夕日です。
残念ながらカメラの設定が悪く、綺麗なダイヤモンドを撮す事はできませんでした。