第1426話 F4U-7 Corsair組立3


イタレリ製「F4U-7 Corsair」の組立は胴体、主翼を組み上げましたが大きなトラブルが発生しました。


コックピット内部の塗装を行いました。計器類のデカールが無いため塗装で表現しました。


コックピットを胴体部分に組み込み、胴体パーツを結合させました。胴体と主翼の間に隙間ができるため、隙間にパテを埋めています。


胴体下面には段差が生じており、この段差を埋めるためにパテ盛りしました。


胴体と主翼の隙間を修正した状態です。


胴体下面の段差も修正しました。


主翼のフラップを取り付けました。
F4U Corsair’の大きな特徴である主翼の逆ガルウィング構造により、フラップが3分割されており、胴体側から1枚目と2枚目の間には大きな隙間が生じます。実機はこの隙間を埋めるためにフラップ内部に扇状の板が組み込まれており、隙間の改善を図っています。
この扇状の構造をプラバンで作り隙間に埋め込みました。


ボランティアから帰った後で機体を確認したところ、「HAWK」さんから頂いたコメントどおりのトラブルが発生していました。
主翼内部に詰め込んだパテの影響により、主翼下面の樹脂が軟化して一部凹みが生じていました。
凹み部分に上からパテを盛っても樹脂部分が軟化しているため表面が硬くなりません。
そこで、思いついたのが軟弱地の地盤強度を上げるためのパイル工法?です。
思い切って軟化した部分に穴を開け、主翼内部のシンナー蒸気を抜くことにしました。


他にも軟化したところがあり、(1)穴あけを行い、(2)キットのランナーを熱して細い棒状にしたものを穴に埋め込み、(3)表面をパテ整形しました。
同じ材料のランナーをパイルに見立て埋め込みましたので時間と共に軟化するかもしれません?


色々手を加えたことにより表面が傷だらけになったため、サーフエーサーを塗り表面を整形しました。