第1341話 Shenyang J-11B製作3


トランペッター製‘Chinese J-11B’ キット(正式名称Shenyang J-11B)の製作は、主翼の成形不良箇所の修正を行い胴体を組み上げました。


胴体と主翼上面が一体となったパーツは写真の赤く塗ったラインの部分に金型の問題と思われる成形不良箇所があり、表面が凸凹していたり、肉厚の変化が見受けられます。


凹凸箇所はパテ埋めし、肉厚の変化箇所は厚い部分の表面をカッターの刃を立てた状態で削りました。


胴体・主翼の上下パーツを組み上げる前に、主脚収納庫内部に機体下面色の塗装することにしました。そのため使用する塗料の確認をしました。
その結果、キットの塗装指示図に示された塗料番号では機体の上下面とも実機と異なっていると思いました。
そこで、実機写真を参考に機体塗料を合わせることにしました。
写真左翼側がキット指定塗料の組み合わせです。
右翼側が塗料を調色した組み合わせです。塗料の組み合わせについては塗装作業時に紹介します。


胴体・上下パーツを接着する前に主翼下面パーツの肉厚が薄いため主翼上面パーツに合わせると主翼下面パーツが落ち込んでしまう問題を修正しました。
主翼上面パーツ側にパテを盛り、少し乾いたところで主翼下面パーツを合わせるようにしてパテの厚みを調整しました。


主翼下面パーツが落ち込まず、フラップの部分と均一に取付けられるように調整しました。


胴体・主翼の上下パーツを接着しました。
この作業は面積が広い割にパーツの肉厚が全体的に薄いため少々苦労しました。
上下パーツの接合部の段差をパテ修正しました。


主翼上面の修正を完了しました。肉厚の部分は削りだし、色が変わっている部分はパテ整形によるかさ上げ部分で、表面が均一になりました。


主翼下面の上下パーツ接合部は主翼上部パーツ側が盛り上がっているため、表面をカッターの刃を立てた状態で削りました。


主翼下面の上下パーツ接合部に生じる小さな隙間もパテ埋めして整形しました。


胴体と主翼部分がまとまりました。
主脚収納庫内部は機体下面色を塗ってあります。